山に一喜一憂させられた旅も本日で終了。最高の信州山岳旅−完–
自転車で来れる日本最高標高の畳平(2702m)に到着した私たち。
直後は晴れていて良い感じでしたが
休憩を終えて外へ出ると、一面真っ白な世界・・・
時間があれば乗鞍スカイライン(岐阜県高山市)側へも行きたいと考えていたが、行っても恐らく何も見えない。
ならば、少し晴れそうな雰囲気もある乗鞍岳山頂の「剣ヶ峰」への登山を選択しよう!
本格的な登山口まではハイキング的な道が続きます。
突如現れた残雪。
8月という真夏だというのに雪が残っており、それが溶け出して深い深い水色の湖を作っている・・・
こういう非日常的な風景一つ一つで心が躍るものだ。登山の醍醐味だろう!
スタートからガスで覆われて、山頂も大丈夫かという心配ばかりだったが、ここでようやくエコーラインが見えてくる。
この道を上ってきたと思うと感動するし誇らしく思う。まさにここは天空の世界。
ここまで自力でたどり着いた・・・
こんな凄い超級山岳道路を上ってきたのか・・・
チャリダーだけが感じることができる充実感にも似た感覚。ご褒美だ!
少し休憩して眺めてみたり・・・ |
さて、本格的な登山口付近でまた濃霧に襲われる。
何も見えない真っ白な世界で、ただゴツゴツした岩場だけに目を向けて登っていく・・・
軽く苦行だ!
仕方ないから私は、ただひたすらにペースを上げトレーニングをしていたw
こういう登りにくいところをチマチマいくのが嫌いという私の性格もある!
友人の足取りも軽快だった。
さすがに学生時代一緒に、山だらけの小豆島を2回旅してきた健脚の持ち主!
う〜ん、ところどころ晴れそうで晴れない・・・
というか真っ白になってしまった。
山頂まであと少し!!
ようやく到着したが・・・本当に真っ白で何も見えない。
というか皆、山頂のお堂で雨宿りしてるしw
とにかく自力でここまで来た記念に写真を残して
ようやく到着したが・・・本当に真っ白で何も見えない。
というか皆、山頂のお堂で雨宿りしてるしw
とにかく自力でここまで来た記念に写真を残して
仕方ないから下山する!
ガスもだが雨も中々降っているし、もう晴れることはないだろう・・・
これ以上ここにいても時間が勿体ない!!
(しかし、この行動を後で悔いることとなる・・・w)
エコーラインを背景に撮る高山市植物も素敵。
すると・・・今日一番下界が晴れてきた様子!!
これだよこれ!見たかったエコーラインの導線
見てもらったら分かるだろう。この絶景ワインディング!!
雲もといガスの下から伸びてくる山岳スカイライン。
こういう道の導線が追えるのも乗鞍ならではだ!
登山口へ戻ってくると完全に晴れていた。
山頂からおよそ20分ほど・・・
岩場から草原地帯へとカムバック |
可愛い高山植物が至る所に咲いていて |
な・ん・で!!(憤)晴れてんだよっ!!真っ青じゃねえか!!
思わず切れてしまった・・・。
本当に山の天気は分からない。私たちが想像しているより遥かに早いペースで激変する。
5分前には雨だったのに晴れたり、ガスが出てなかったはずがいきなり出てきたり・・・
数分単位で変わるため、まさに良い景色が楽しめるかは運次第。
山頂は残念だったが、この山ならではの高度感は楽しめた!!
さあ急いで畳平へと戻っていく。
今日中に愛知県でレンタカーを返さないといけないから、13時過ぎには下の駐車場へ着いていたい。
のもあるが・・・
この素晴らしい晴れ間が終わらないうちにエコーラインを楽しみたいという思いが強かった!!
レストハウスのとありにある鶴ヶ池まで戻ってきた。
この湖だけでも秘境感が漂ってくる。
さあ出発!急がないと!!
また来るからね乗鞍。
この日も多くのチャリダーが上ってきていた。
私たちがすれ違った数だけで50はゆうに超えている。
来週、ヒルクライムのレースがあることもあるだろうが、とても多い!
まさにチャリダーの聖地。
エコー側へ下る予定だったが、晴れ間が続いている。
それならば乗鞍スカイライン(岐阜県高山側)へも少し行ってみよう!
こっちも松本側に劣らない素晴らしい眺望の道路。
7月に来た時は濃霧の中だったため、見れなかった景色だ!
束の間だったが、こっち側の素晴らしい山岳道路も味わえました。
さあいよいよエコーラインを下る。
ガスに捕まるあと一瞬のところで、自転車とワインディングを撮ることができた!!
この一枚に名前をつけるとするなら「チャリで来れる絶景の世界」だ。
すごい高度感がでる写真も撮れる!!雲が多すぎるが、それでも素晴らしい絵になる。
しかし、またまた突如ガスに覆われてしまった・・・
仕方ない。もう時間的にも厳しいし、大人しく下ることとしよう。
ガスの中でも素晴らしい高度感なのは分かるし、非日常世界。
そこを自分と自転車が一体となって風を切って一本の槍みたいに突き抜けていく感じ・・・
これこそダウンヒルの醍醐味だと思う。
まあここはヒル(丘)ではないけどね。完全に超級の山。笑
道はワイドだし、比較的路面も良い。爽快感はたまらない!!
そう!上りは辛いけど、上った分とても楽しい下りがあるのです。
これだから自転車で山に行くのは止められない。
下界には晴れ間が覗いていた・・・
やはり天気が変わりやすい上とは全く違う様相だ。
ここまで来てやっと、北アルプスの山々が遠望できる。
さすが日本の屋根と言われる地だ!素晴らしく山深い世界。
高山植物も綺麗で何だか可憐だった。 |
駐車場へ着き、輪行完了したのが13時20分。
まさに予定通り!
実はずっと気になっていたソフトクリームを食べて。笑
疲れ切ったチャリダーを癒す万能アイテムがこれだ! |
いざ出発した!!
ここから愛知県の長久手までおおよそ200kmほど。
木曽街道へと入るまでグニャグニャの細いワインディングばかりの道を睡魔と闘いながら、切り抜けて(ドライバーが二人いるって大事ですね。笑
木曽街道へ入ったら二人ともレッドブル片手に運転した!!
この木曽街道、とても走りやすい。
そこからは長久手まであっという間だった。
と、その前に晩ご飯。 学生時代、京都に住んでいた時から自転車の後はラーメンで〆るのが私たち二人の日常。 つまり日常回帰。笑 |
ようやく帰ってきた長久手。
二日間で二つの超級山岳道路を攻めて、往復400km以上運転し、車中泊をし・・・
中々ハードだった!
が、それ故に達成感もある。
今回も素晴らしい旅だった!
加えてレンタカー輪行旅は初めての試みだったが、かなり使える手段。
今回の御嶽スカイラインみたいな道へ行くには車以外選択肢はないし、
現地まで自転車を安全に積めて、不要な荷物は置きっ放しにできるし、宿代も浮く。
値段も二人で往復1万3000円(ガソリン込み)とこれだけ使った割にはリーズナブル!
これからも定期的に使おうと思う、特に信州へ行く際には。
親友と分かれを告げて、それぞれ帰宅する。
実は、彼とは来月に「北海道道央ツーリング」を予定している。
今回はその前夜祭的なツーリングもあった!
それまでしばしの分れだ。
ありがとう!!楽しかった〜〜〜また来月な!笑
さて、私はこのまま今日中に大阪へ帰る予定。
自走で藤が丘駅まで行った後、名古屋市営地下鉄と近鉄のアーバンライナーを使う。
なんだかんだでめちゃくちゃハードな旅となった。笑
しかし、止められない面白さが自転車旅にはある。
−完−
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