2018年3月18日日曜日

【雪山】今季ラストは中国山地主峰の氷ノ山

            

今季ラスト雪山登山!中国山地主峰の『氷ノ山』

こんにちは!せのっぴです。
3月も下旬を迎えました。

もう春に突入していますね。
今月は、3回にわたり小豆島旅行の最中ですが、既に早咲き桜が咲いていました、
気候が温暖なので瀬戸内はすっかり春模様です。

しかし、春へ突入する前にマイフェイバリットウインタースポーツの『雪山登山』に行ってきたので、その忘備録を以て冬の記事はラストにしようと思います。

今回の雪山は、中国山地の主峰『氷ノ山』です。


関西の屋根と言われる紀伊山地「大峰山系」や「台高山脈」

それを除くと標高1500mを越えてくるのは氷ノ山しかない。
関西でも有数の氷ノ山だが、如何せん鳥取と兵庫の県境ということで行きにくく、特に雪の時期に登っている人は少ない。

だからこそ、この氷ノ山を狙ってみました!
天気がよく景色も最高でしたが、伊吹山然りかなりハードな内容となった。



登山のためにリフトに乗る!

氷ノ山山麓へ到着したのは9時半ごろ。
現地まではレンタカーで!

久しぶりの運転でしたが、何とか来れました(笑)

ようやく登山開始だ!
しかし、この氷ノ山・鉢伏山一帯は、兵庫県きってのスキー場の宝庫!

なんと登山口まではリフトでのアクセスです(笑)
自分たちだけ登山靴でリフトに乗る場違い感がいい。

しかもスキー・スノボーなら一眼レフはまず持たないだろうけれど、今回は持ってるのでパシャリ!
リフトからの眺めも中々良いものだ。

こうして見て思うのは中国山地の覆いかぶさるようなスケール感。
氷ノ山から鉢伏山までがまるで壁のごとく立ちはだかる雪の山脈。

これに今から登るのか・・・!

またもや死にかけた前半戦

氷ノ山入口から私達を待っていたのは急登だった。
またか・・・笑

という感じでなんの気無しに進んでいく。
トレースがあるから、この道で大丈夫だろ!?
と思っていたが、ここで立ちはだかる超急登の杉林に迷い込んでしまった。
角度は45度以上ありそうで少し凍って硬い箇所もある・・・!!

途中まで進んでみたが、かなり危険!!
自分のことで精一杯で、同行者とも離れてしまった。

途中何度も足がすくむほどの雪壁に直面して軌道を変え
「もうこれは無理だ!怖すぎる!!死の危険もある・・・下山しか方法はない!」
と思ったとき、一筋の光が差した・・・!

なんと、スノーシューか何かの大型のトレースがあり階段状になっていた。
これをなぞって行けば急登も何とかなりそうだ。

そこからは下を見ないように一心不乱に進む。
下を見たら恐怖で足がすくんでしまう。

そして、何とか尾根まで出てきた。

ここまで来ればもう怖くない。

しかし、同行者「しのなみ」さんが見当たらないぞ💦

私より早く登ったと思っていたが・・・
その時、幸いにもラインが既読になりました。
「大丈夫だε-(´∀`*)ホッ」

そこから15分後、道なき道を進み、谷を這い上がってくる登山者が・・・!
ようやく合流〜!!!
他の登山者と組んで超急登を登ってきたらしい。

いやあ、無事で良かった!!

あとからルートを見直したら大幅に違うところを進んでいたみたい。
このショートカット!笑

ただし、このショートカットにもトレースはあったのだ。
雪山ではトレースに従いすぎるのも良くないと学びました。


氷ノ山の尾根(木々を越えて大展望の雪原)

ここからは安全。
ひたすらに尾根沿いを進んで、山頂を目指す。

初めは木々があるやや急斜面。
振り返ると鉢伏山の眺めが雄大だ!

そこからは木々が少なくなっていき、斜面もゆるくなる。

青空と雪の魅せる世界。

今まで登ってきた山の中でも開け方は随一!!
爽快と言う他ないパノラマ!

そして、ここでも鉢伏山方面への絶景が広がる。
しばらく、この緩やかな尾根上を進んでいく。
他に登山者は少なく、この大展望を独り占めにしながら、どんどん進んでいくのが楽しい!!

途中、スノーシューを貸してもらったけれど、こういう稜線を持つ山ではとても楽しいですね。
自分も、来年に東北の雪山に挑戦するまでには欲しいなぁ〜というところ。

さてさて、ようやく山小屋が見えてきた!(左手)
あれが山頂の目印。
右側には中国山地が顔を覗かせる絶景。

そして、ようやく山頂に到着!!
関西の名峰をまた一つ制覇した!!!

【これまで登った関西雪山】

愛宕山2回、伊吹山、音羽山、金剛山、権現山、蛇谷ヶ峰、大文字山、高見山、比叡山、氷ノ山、藤原岳、武奈ヶ岳2回、皆子山、綿向山

【今後登山計画】

荒島岳、稲村ヶ岳、三峰山、霊仙山


あと登りたい関西雪山も数えるほどとなりました!

さてさて早速お昼ごはん♪♪
前回の高見山のときは、ラーメンにしましたが、今回はコンビニのおにぎりを使ってお茶漬けに!

これが結構塩っ気があるけれど、山登りで疲れて味の濃いものが食べたい我々には持ってこい!

「山ご飯」ってワードがあるけれど、そういう言葉ができるのもよく分かる!
それくらい山で食べる料理って美味しいです♪♪

食事の前後には氷ノ山一帯の山並みを眺める。
標高が高い山があるわけではないけれど、そこそこの標高の山が連なる。
(関東で言うところの「丹沢」に近いのかもしれない)

絶景だ・・・。
雪を被ることで山の存在感や美しさは一層際立つ。

雪山の魅力もこういう景色にあると言って良い。
私が雪山に登るモーチベーションである。


絶景の稜線

さて、少しゆっくりしすぎたかもしれないが、氷ノ山を出発!
ここからは絶景の稜線へと突入する。

前半の登山道とは打って変わり、細い道となるが、その分エキサイティングで展望は最高!!
情報が少なかったが、実際来てみて氷ノ山は関西屈指の雪山だと思います。
(展望的にもハードさ的な意味でも・・・笑⇦あとで思い知ることとなる・・・

しかし、あれ?行き止まり(;^ω^)
この先は崖でした・・・!

あ、下から回り込むのか〜(笑)
って来てみたものの道は狭くて危ない!
しかし眺望は相変わらず一級品。

先程行き止まりだった場所はコレ!
こりゃ下れませんわ💦

引き続き極上の尾根道が続いていくけれど
至るところに雪庇が出ていて面白い!

横から見るとこんな感じ。
雪庇が突き出る道の右に、思いっきり対面の山脈が広がる・・・!

この眺望の素晴らしさは関西でも随一だと思う。対抗馬は、武奈ヶ岳の西南稜くらいだろうか〜!
いやぁ、ここまで圧倒的スケールの雪山世界を堪能できる山は関西で私は他に知らない。


恐怖の下山(福定親水公園コース)

そろそろ、この稜線の終わりに近づく。
少しずつ下っていきます。

すると見えてくる分岐点。
丁度十字になっています!

  • 西がファミリーコース
  • 北が鉢伏山までの縦走路
  • 東が福定親水公園までの谷道
  • 南が氷ノ山方面(私達が進んできた道)


ここから私たちは東の谷道へと進みます。
車まで凡そ10kmほど。
まさかここまで過酷な下山となるなんて・・・!!

最初から凄まじい急斜面が続くことからお察し(笑)

福定親水公園近くまで、ほぼほぼこの斜面と付き合うことになります!
(いや?もっとキツイところもあるか💦)

山は残雪ということで、腰の高さまで足がハマることがあり、そのおかげで滑落は防げるが、いかんせん疲れる(;´Д`)

ということでヒップそりしたりw

こんな感じで楽しいです!

しかしながら、距離が長い上、道に迷い超デンジャラスな谷道へと進んだり、正規ルートもえげつない斜度の下りで、恐怖しかなかった。
分かりにくいですが、こうした谷の中を進もうとしてた!(進める訳がない)

そして最後、緊張の糸がほぐれた後にこれだよ〜笑
川を横切ります!(道ほっそ!w)

なんとか渡り切る!

そして福定親水公園へと戻り、ゴール!
・・・ではない(笑)
実はここから舗装路を歩き、車まで戻らなければならないのです!

この最後の苦行が何とも…笑
雪が若干溶け始めている状態なので、歩くたびに踏み抜いてしまい、地味に疲れます。
そして車へ!
いやあ、厳しい山行だったけれど『やり切った!』と言うより、「あゔぁ〜、やっと戻ってきたか・・・・』という感じ(笑)

本当に身体的にも精神的にも酷使した一日でした(笑)
帰りは、メラメラと燃え滾る夕日が綺麗。

ラーメンと温泉に立ち寄る!
大阪初だという高井田系ラーメン!
極太麺と切れ味ある濃い醤油スープがよくマッチする!!

温泉も伸び伸び疲れが取れました!
(少し熱過ぎたけれど・・・)

このままレンタカーで新大阪へ!
さぁ、明日はフルマラソンだっ!
どうなることやら・・・爆

(追記)結果はこちらから。笑

〜完〜

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