2021年9月30日木曜日

【旅と仕事】好きを仕事に!?「トラベルライター」になる前に意識したい4つの壁

            
旅をしながら、旅先の記事を書いて、報酬をもらう「トラベルライター」。

SNSでの情報発信が当たり前になった昨今では、ライターのハードルも下がり、誰でもチャレンジできるようになりました。




しかし、実はトラベルライターとして活躍している人は、ほんの一握り。

旅行関係の執筆だけでライター活動を続けている人は、とても少ないのが実情です。



今回はそんなトラベルライターを目指す前に、意識したい4つの壁をお伝えします。


最低限の文章能力という壁



まず一つ目は、文章能力。旅行関係の執筆では、わかりやすい客観的な表現が求められます。一方で、旅先のことを自らの感性を交えながら、執筆できることも大切です。


しかし、ここでは敢えて”最低限”と付けています。なぜなら実際には、文章能力など些細な問題だから。


文章が苦手という理由で、ライターを避ける人も多いですが、心配しなくても大丈夫!経験を積めば、自ずと執筆能力は付いてきます。大変なのは、この次からです。


初実績をいかに作るか?という壁



トラベルライターになる時、はじめにぶつかる壁は、「初実績をいかに作るか?」です。初心者ライターを採用する旅行メディアも稀で、このステップを突破するのが第一の関門になります。


オススメしたいのは、報酬を気にせず、執筆できるメディアを探すこと。大きい媒体になればなるほど、ハードルは上がるので、まずは小さくても、報酬が少なくても良いので、執筆実績を確実に作れる媒体にあたってみましょう。


文章力に自信があったり、すでにSNSで一定数のファンがいる場合は、noteやブログに質の高い記事や、自分の強みを前面に出した記事を書き、実績としても良いかもしれません。


トラベルライター継続の壁



最初に実績を作ったら、あとは書けるメディアで記事をコツコツと積み上げていきます。しかし、ここからがとても大変です。


例えば、旅行関係の執筆のため、圧倒的なボリュームの旅行経験が求められます。すでに経験があれば良いですが、なければ時間とお金をかけて経験を蓄積しなければ、すぐにネタ切れしてしまうでしょう。


また最近は、ライティング+写真撮影というスキルセットが当たり前。豊富な写真素材を持っていることが、記事執筆の前提になると覚えておくと良いです。


そして、トラベルライターの多くは副業。そのため本業との両立も必要でハードワークになりがち。平日の稼働時間は、12時間近くなることもあります。強い意志がないと継続は厳しいかもしれません。


文字単価の壁



最後に、ライティング永遠の難題「文字単価」について。旅行関係については嗜好性の高いジャンルのため、特に文字単価が低い傾向にあり、1文字2円〜の案件を取るのも一苦労だったりします。


いくら実績を積んでも、文字単価を劇的にあげるのは難しく、トラベルライターはいつでも執筆数での勝負になりがちです。また、昨今は新型コロナウイルスの流行により、掲載数を絞っているメディアも少なくありません。


継続しても文字単価は上がらず、まして執筆数を積み上げるのも難しい。採算が良い手軽な副業とは言えず、専業トラベルライターが定着しない理由となっています。


しかし希望も見えてきた!



しかし、それでも自分の好きなことで報酬を得ている実感・やりがいは大きいです。また地道に積み上げれば、どこかのタイミングで大きなチャンスをいただけることも。


実際に私も、沖縄県のとある離島の観光協会さんから、島の旅行ガイド冊子の企画・取材・執筆撮影をのお仕事をいただいたことがあります。


自分の好き・やりたいことを価値として認めてもらい、報酬をいただける。そして、それを通じて地域活性化や観光事業に貢献し、たくさんの人に「ありがとう」と喜んでもらえる。


本業では得られなかった全身が奮い立つ喜び。それこそ、私が副業トラベルライターを続けている理由かもしれません。


〜続〜

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