2017年9月26日火曜日

【京都北部】自転車で丹後半島と日本海を巡ってみた。

            
自転車で京都の北部「丹後半島」を自転車で回ってきた!
丹後半島の景勝地「丹後松島」。こじんまりとした半島に広がる雄大な景色!


伊根の舟屋は情緒ある佇まい。

本日のコースはこちら
(尼崎駅から自宅までの自走を入れて160km

実はずっと行ってみたかった京都北部の沿岸ルート。
天橋立・国道178号線と丹後半島など・・・
ようやく足を踏み入れました!

しかしながら、トラブルに加えて準備不足もたたり、かなり過酷なライドになってしまったので反省の意味も込めて忘備録を記そうと思う。

やはり、ロングライドに行く際は機材チェックと下調べが必須ですね!
入念に準備した北海道と比較すると、それがよく分かる。


さぁ出発の朝。
まずは尼崎駅まで自走し、そこから福知山駅まで輪行する!

こういう電車を使って目的地周辺にアプローチするときは、やはり朝は早くなる。
今回は尼崎6時10発、福知山8時半着!
しばし電車に揺られます。
宮津まで行っても良かったが、電車代を節約したいという思いもあり福知山から自走を選択。

ここから山越えしてまずは宮津を目指します!
いやいや、夏の暑さはもうほとんどなく、すっかり秋の気候。
快調快調〜♪と思っていた矢先・・・

なんか前輪がボコボコ言っている!?!?

見てみると・・・
・・・・・・・・・・。!?!?
え??おいおい・・マジかぁ〜!!!

前輪のタイヤが内部からパックリ割れて、完全に歪んでいる・・・!
Vitoriaの一番安いタイヤだったかな、名前は忘れたけど。

以前もこのタイヤ、後輪でこのような症状になったことがあり、タイヤ交換を余儀なくされた覚えがある。
しかし、予備タイヤなど手持ちしているわけはなく、この時間だから自転車屋も空いていない・・・

途中、福知山のサイクルベースあさひがあって止まるか迷ったが、このまま峠越えをしてみることに!

若干怖いものの、このままどれくらい走れるか興味があったし。笑
自転車屋が空く10時くらいには宮津に着けるだろうから、そこで直そうという判断!!
ここで止まったら1時間半をタイムロスするからね。勿体無い!

この先は地味に上りが続き、朝から手負いの状態でしんどいルートだったが
何とか10時すぎ、宮津に到着した。

そこで、自転車屋を調べるも全然なく、どの店もロード用タイヤの在庫がないという・・・。
そこで無理矢理、二つも規格が違う28Cのタイヤを取り付けてもらって何とか走れる状態に!
ありがたやありがたや〜

いやぁ予期しない機材トラブルって怖い。身にしみて感じる経験となりました。

さぁ、やっと走るのを楽しむことができる!
ロードの軽快感を取り戻した走り。
とても楽しいです。

すると見えてきた!日本三景の一つ「天橋立」
遠くからだとただの陸にしか見えない・・・。笑

記念碑と一枚📷

せっかく来たことだし、もちろん渡ってみます!
終始、松並み木の間をグラベル走行!
景色はう〜ん、いまいち…笑

やはり天橋立は、実際そこへ行くより遠目から見た方が良いですね◎

昼ごはんは天橋立を渡り終えてすぐのところにあるうどん屋さんへ
落ち着いた店内で一息つきます・・・。

頼んだのは宮津名物の「くろちく」を使った くろちくぶっかけ(大盛り)
これが半端なく美味しい!!
黒ちくわは、外がサックサクで中はモッチリして、市販のちくわにはない魚の風味が思いっきり来る!
これを、出汁と一緒にうどんとかき込むのが最高だった・・・

さぁ、しっかり補給させてもらったところで走り出そう!
丹後半島を反時計方向に回ります。

前半は平坦メインの快走区間が続く!

いやぁ楽しい!路面も綺麗でスイスイ行くし、風を感じて気持ちいい。
これぞロードのベーシックな面白さ♪♪

海沿いの平坦を過ぎると、少しのアップ!
その先にあるのは関西最北の集落だ!伊根町。

一躍、「伊根の舟屋」として有名になった地区。 
木陰から伊根の舟屋と愛車ルーベ。

沿岸沿いに軒を連ねる舟屋

何とも風向明美な場所だった。
海に面して家がずらーっと並び、その一階から船が顔を覗かせる。
なかなか見られない景観。
この場所で生業を営むために適応した先人たちの暮らし方が現代まで受け継がれている。
こうした「その地ならではの景色」を自転車で巡るのも楽しいものです。

伊根地区の中心を越えるとしばらく山岳コース。
半島の海沿いを走っているといえど、少し内陸に道が入るだけで急激なアップダウンへと変わる!
これが意外とシンドイです・・・。

実は山より海沿いの方がキツい説。笑

やっとの思いで峠を越える傍ら、左手にはコスモス畑が。
夏が終わり、もう秋に変わってきたのだなぁ〜・・・。
本当、時間が過ぎるのってあっという間です。
とはいえ、今年はかなり色々行けた気がする!!!

再び海沿いアップダウンへ戻る。
ここから丹後半島の先端「経ヶ岬」までの区間が半島らしい切り立った台地を進む絶景道だった!!

小さい丹後半島の中にも大きなスケールで展開する道。
テンションが上がります!

海もこの前行った北海道に負けないくらいに綺麗。

これから行く道の導線。
これから走るっていうだけでワクワクします!!

先ほど横目に走ってきた綺麗な入り江を望む。

確かに綺麗なんだが・・・
曇りだったからか、海の色があまり出ていないのが残念。

時にはトンネルをくぐったり・・・

ロングストレート!


ワインディングを経て、こうした道の景観。
景色が常に開けているのでとても楽しい!そして道が綺麗で走りごたえがある!!

こうした半島らしい道を楽しみながら地道に進んでいくと・・・
ようやく丹後半島の先端「経ヶ岬」へ
京都に4年も住んでいたけれど、京都の海をじっくり眺めるのは初めてかもしれない。

ここが関西最北の地点。
また一つ自分の地図に新しい道と場所が加わった。
最南端の潮岬にも行ったことがあるので、最北最南を制覇したことに!

思えば、学生の時から関西を回り続け
おおよそ目ぼしい道は大体走ったのではなかろうか!?

鯖街道、周山街道、高野龍神スカイライン、デカンショ街道、淡路島サンセットライン、青山高原道路、パールロード、箕面グリーンロード、潮岬周遊道路など・・・・
その他、峠多数。

関西という地区ならほぼほぼ自転車で案内できる自信があります。笑
うん!自転車でね!笑

せっかくなので灯台まで歩いてみたが、特段取り上げるものはなかった・・・。














が、この灯台自体が貴重な形式らしい!近代文化遺産なのだとか!?

さて、灯台から自転車を止めている場所へ戻る傍ら、ふと時間に目をやる。

「14時半過ぎ」という時間。
あと日没までに3時間半を切っていた!
これはヤバイかもしれない…!!

しっかり事前に走るルートの距離等を確認していなかったことが問題だった。
一周40kmほどしかないだろうと高を括っていたが、実際は80km以上あったのだ!!


ここからは、焦りながらペースが上がる!

そして写真を撮る頻度が格段に落ちていきます。笑
漁師の町独特の、木道の家屋が並ぶ快走路。

主に平坦メインなので、それだけが唯一の救い。
しかし、もっと時間があればゆっくり回りたいスポットはたくさんあった!!
それだけが残念。

とはいえ沿岸沿いにも素晴らしい景色が続きます!

まずは突如現れた花畑。
なんて綺麗な花畑だろう・・・・。
こんな海沿いに、色とりどりのたくさんの花が咲いている!!

時間は押しているのに、それでも止まって見とれてしまうほどの絶景だった!!
海をバックに花畑なんて、あまりないシチュエーション!

そして、花畑を過ぎると「丹後松島」
日本三景の一つ「松島」に似ていることから名付けられた景勝地。

実際に松島を見たことがないけれど、なるほど!
奥ゆかしい景観だ。

自転車とも一枚📷

さぁ下りだ!飛ばすぞ!!
このまま、京丹後の中心へと向かう!

途中、日本の渚100選にも選ばれている琴引浜があり、そっちも行ってみたいと思いつつも内陸側へ。

後悔はあったが、これで正解だった!
というのも、あと1時間半ほどで日没。
内陸の宮津までのルートも平坦がメインと言えど、地味に距離が長く時間がかかってしまった。

丹後半島一周を記念する写真を撮る余裕すら無かった。笑

日没寸前で宮津の中心部へ到着!
スーパーで今夜の食事を買い込む。

ここから15km弱ほど山側へ行ったところにあるゲストハウスに泊まる予定だが、近くに買い物するところはないらしい。
そしてゲストハウスの名前は「雲の上のゲストハウス」と言うそうだ。

本当はここで勘付かなければ行けなかった。笑

ゲストハウスまでのルートを3kmほど行って(ほぼ上り)驚愕!
恐らくゲストハウスまで10kmは上る。
外灯は一切ない。
辿り着ける気がしなかった・・・・。

思わず途方に暮れる。
雲の上のゲストハウスへ連絡すると、親切にも西舞鶴のゲストハウスを紹介してくれたが、もちろん満室。

そして、やはり宮津は有名な景勝地だけあって、空きがあるホテルを探すのは難しいし、高い!
そして何だか、見知らぬ土地で途方に暮れて弱気になっていた。

・・・・・・「帰ろう。」
開き直ると走りが軽快に!
宮津から福知山まで行き、そのまま大阪まで電車で帰ることに決めた!

幸いにも宮津駅から5kmほどのところにいたので、サクッと走って輪行する。

その時、頭によぎった不安は電車の時刻。
なんと19時35分発が大阪へ辿り着ける終電だった(;^ω^)
地方恐ろしい。笑

結局、泊まりもしないのに、一泊二日の準備を詰め込んだバックパックを背負って走ってしまいました!

今回の誤算は、、、
①思わぬ機材トラブル
②距離の見誤り・時間配分
③宿の立地見誤り
④荷物をフルに背負ったままのロングライド

かなりかなりモタツイた今回の旅。
本当は、天候がもっと良く、ゆっくり回ればもっと充実度は高かったはずのこのコース。

しっかり準備して再チャレンジしてみたい!!

自宅に着いたのは11時でした。

長く過酷なロングライド
2017年9月丹後半島一周・完

4 件のコメント :

  1. 坂の上とは興味深いゲストハウスやな
    ライトなしで行った?

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    1. 実は自分もそう思って行ったのですが、かなり山奥にあったのが誤算でした、、、。
      海沿いは標高低くても侮れないですね。
      ライトは持って行ったものの、心が折れて引き返してしまいました(;^ω^)

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  2. おはようございます。
    伊根の舟屋ってあれですよね、
    (マイカーならぬ、マイ舟が基本!)
    みたいな?違いました?
    ていうか、(雲の上ゲストハウス)さん、他人とは思えません(笑)
    ちょっと行ってみたいですね。
    でわでは、今週は晴れの日少なめですが、今日も良い一日を!

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    1. おはようございます!
      さすが、例えが上手い笑。家の1階が車庫(船庫)と考えれば分かりやすいですね!!

      私も、ライツボと似ているなと思ってましたw
      いつか行ってみたいですね!!

      雨で大変かとは思いますが、借りてきたDVD一気見でしょうか?
      お互い良い一日を。

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