2017年10月23日月曜日

総集編

【総集編】自転車でどこ行く？と言われたら私が勧める瀬戸内５選

　　　　　　　　　　　　

自転車で行く瀬戸内海のススメ

関西在住のチャリダーにとって土日で行けるツーリングスポットというのは悩みの種だ。

全国には素晴らしい絶景道が数々あるけれども、遠いうえに新幹線や飛行機を使えばそれなりにお金がかかる。
しかも、社会人にとっては長期連休しか行くことしかできない。

う〜ん・・・手軽に行けて、満足度の高いところはないだろうか〜？？

と行き着いた先が瀬戸内である！！

土日だけでは難しいかもしれないが、金曜・月曜の祝日と組み合わせれば行ける場所は多い。

四方指展望台＠小豆島/香川県

ここでは、そんな瀬戸内地域のツーリング穴場を紹介したい！

そして、これからも私も瀬戸内をどんどん走っていきたいと思います。

1.小豆島

私のブログでも登場率が非常に高いこの島。

関西から簡単にアクセスできる、まさにチャリダーの楽園です。

（オススメのスポット）

西寒霞渓の一枚岩

ヴィラロードから見る多島美と夕焼け

裏エンジェルロード（希望の道）

中山千枚田とオリーブの夢

一周130kmほどで日帰りツーリングも可能であり、一周の景色は関西で有名なビワイチ（琵琶湖一周）やアワイチ（淡路島一周）とは比べ物にならないくらい良い(*´∀｀)

これであまり焦点が当たらなかったのが不思議なくらいだ。

これはアップダウンの多さ故だろう（笑）

しかし、それ故に小豆島はひとたび登れば抜群な眺望を誇る。

小豆島ブルーライン（寒霞渓道路）

四方指展望台

初めて来た人は泣きたくなるくらい坂が多いと感じる人がいるかもしれない（笑）

とはいえ良い練習になるし、アップダウンの多さ故に景色は抜群なのでシンドいと言うよりは、むしろ楽しいです！！

しかし、もし坂が辛いという場合でも、コースは様々選択できるので心配はいりません。

あまり負荷をかけず小豆島らしい景色を楽しみたいのなら三都半島。

小豆島の自然溢れた道と心地よい海沿いを走っていく。

 そして、小豆島でオススメしたいのはコレ！

瀬戸芸アート巡り(*^^*)

3年に1回瀬戸内海の島々で現代アートの展示が行われる！

小豆島はその中でも一大拠点的な存在であり、素晴らしいアートの数々を見ることができる。

小豆島の藁を使ったわらアート〜

三都半島の潮耳荘。

アートの中には、かなり奥まったところや狭い路地裏にはあるものも多い！！

故に自転車が便利なのだ。

コース次第では、10箇所以上を回るのも不可能ではないです。

そして最後には小豆島の拠点はここ！「ライハのツボ」

いわゆるライダーハウス（北海道を中心にライダーとチャリダーが宿泊する格安施設、宿というよりボランティアでやってもらってる部分が多い）である！

ここのオーナーは素晴らしい人柄で、旅人を精一杯のサービスでもてなしてくれる(*´∀｀)

鍋やバーベキューや、ドラム缶風呂など様々・・・

みんなで囲うご飯は美味しい！

他にも一緒に島を走って頂いたり、絶景スポットを紹介してもらったりと致せり尽くせり。

本当に素晴らしいオーナーさんです。

この方に会いにいけば価値観が変わること間違いなし！！

小豆島旅ではライハのツボを強くオススメします。

2.UFOライン（町道瓶ヶ森）

四国で一番有名な四国カルストと双璧をなすのがこの町道瓶ヶ森。
通称UFOラインだ！

この道は、石槌山系に沿う標高1500m前後の超級山岳道路。

四国の屋根を駆ける贅沢なスカイラインです。

ここの良さはまずアクセスの容易さ。

大阪南港〜東予港までオレンジフェリーが出ている！

金曜の夜に乗れば、土曜の朝に愛媛までワープできる。

ここから60kmほどでスカイラインの頂上付近まで行けるが、問題は標高差だと思います。

50km以上かけて標高1600mまで上らなければならない！

しかし、道の勾配がキツい場所はほぼなく時間さえかければ誰でも上れるのでご心配なく！

ただ、補給場所は皆無に近いので気をつけてね。

私が訪れた際にはあいにくの濃霧だったが、それでもここで感じることのできるスケールと展望は、かの有名な乗鞍岳に劣らないと実感！！

そして、道自体で1500m付近の標高なので、少し立ち寄る感覚で石鎚山や瓶ヶ森など登山と組み合わせることができます。

石鎚山名物のハードな鎖場！！

石鎚山　剣ヶ峰①　雲海の山並みを見下ろす。

石鎚山　剣ヶ峰②　反り立った岩壁が剣ヶ峰頂上。

石鎚山系の森林限界美。

伊予富士から見るUFOラインはファンタジック〜

まさに超級だか、これほどまでにアドベンチャーを感じられる。しびれるコースは滅多にないだろう。

紅葉の時期もまた訪れてみたいな！

3.安芸灘とびしま海道

瀬戸内海の岡村島と広島県呉市を結ぶ海道。

隣のしまなみ海道が目立ちすぎだが、マイナースポット好きな筆者はこちらがオススメ☆

今治港から岡村島へアクセスする際は、もちろんフェリーだが、船で来島海峡大橋の下をくぐるのも中々面白いです。

街道に入るとまず出迎えてくれるのは・・・

一瞬南国かと錯覚する情緒溢れる道。

海道を結ぶ橋の小ぢんまりとした雰囲気も好き。

海沿いも良いのだが、少し丘を上ると素晴らしいのが「とびしま海道」最大の魅力。

上蒲刈島にある「物見橋スカイライン」というミニチュア絶景道から見る瀬戸内海も忘れられない絶景です。

まだまだ開拓されていない場所だからこそ、こういう発見があって良い・・・
瀬戸内海の島々の潜在力の高さを示す例だと思います。

しかし、気をつけた方が良いのは補給関係。

この「とびしま海道」は、びっくりするほど休憩場所が少ない。

ハンガーノックには注意しましょう！
今治で補給食を整えてから行くのがオススメ！

4.岩城島の積善山（ゆめしま海道）

2021年開通予定、通称ゆめしま海道の中枢となる島が岩城島だ！！

現在は生名島・佐島・弓削島が橋でつながっており、今後、岩城島との開通が待たれる！！

島の良さを感じながらゆったり走るなら、この「ゆめしま海道」が一番オススメです。

海の青さが際立つこじんまりとした道をポタリングするのは楽しい。

さて、この岩城島がタイトル名に上がるのは・・・

何といっても積善山の三千本桜と瀬戸内海の織りなす絶景が素晴らしいからです！

春シーズンには、多くの人が桜を見に積善山へ登りますが、展望台までは舗装化されており、自転車でのヒルクライムが可能だ！！

何という美しい道・・・。

瀬戸内海を遠目に、桜並木の間を駆け上がるクライムは何とも贅沢です！

ここは絶対に再訪したい！！

5.しまなみ海道

言わずと知れたチャリダーの聖地「しまなみ海道」

来島海峡大橋の夕景との出会いは感動的でした・・・

ここは、広島県尾道と愛媛県今治を結ぶ世界でも有数の海道だ。

これほど長い距離を自転車で走れる場所は極めて稀だという。

無骨な因島大橋をバックに！

こうした橋をいくつも渡りながら本州から四国へと渡れます。

しまなみ海道の良さは色々あるが・・・

要約すると、走る楽しさ&気持ちよさ。

手軽に絶景を楽しみながら快走路を爽快に走り、自分のペースで休憩できることが人気の秘訣だと思います。

因島を心地よくポタポタ〜

あと、愛媛県の力の入れようも凄いからね〜！
サイクリストの聖地と言われる所以がわかる場所。

国内でも、これほどまでに自転車用に観光地化された場所は他に知りません。

無理なく楽しみたい初心者に強くオススメするのが、この「しまなみ海道」

一度走れば、自転車へハマること間違いありません！！笑

帰りの東予港のトワイライトも美しい・・・・

今回紹介した５つのスポットは、いずれも3日あれば確実に楽しめる場所ばかりです。

どこか行きたいけど、近場でたっぷり楽しめる場所はないかなぁ〜！！
という時にツーリング計画の参考にしてもらえたら嬉しい！！

そして、他に瀬戸内海近くで素晴らしいところがあれば教えてください。
もっといろんなところを走りたいです♪