密かに滋賀県で人気のある冬の綿向山へ
こんにちは、せのっぴです!
やはり雪山への熱は冷めやらず、またもや行ってきてしまいました。
今回は鈴鹿山系の「綿向山」
山の上はあいにくの天気で、景色は十分に楽しめませんでしたが、今回も中々の雪山登山になりました。
なぜ自分はルートを選択するとき、敢えて一番キツイやつを無意識に選んでしまうのだろうか!?笑
そのせいで初の雪山縦走の試みとなった!
これが結構過酷だったのです。
今回登る「綿向山」は滋賀県日野町、三重県いなべ市に抜ける国道477号(鈴鹿スカイライン)の沿線にあるのですが、そこに至るまでは「綿向街道」と呼ばれている。
今回は、その名称の由来となった「綿向山」へ登ります。
全国的には有名な山ではないけれど、関西では地元の方を中心に慣れ親しまれている山。
樹氷が綺麗なことでも知られています。
さて、学生のころからそうだったのですが、雪山が趣味となった理由の一つにリーズナブルに楽しめることが挙げられる。
なるべく交通費を浮かせたい!
金券で大阪~近江八幡間は往復2000円、山まではロードバイクを使用して無料だ。
・・・と学生時代から変わらないスタンス(笑)
綿向山山麓へ着くと、入口から結構雪が積もっていた!
ここで登山靴に履き替えてアイゼンを履いてスタートだ。
今日は雲が厚くて晴れは期待できなさそうだ・・・
一応ここはまだ舗装路。
こういう標識を見つけるとチャリダーとして反応せざるを得ない!笑
次は自転車で来てみたいと思いましたが、舗装路は1合目の小屋までですぐに終わってしまいました・・・
綿向山山麓は地質学的に稀有な場所らしい!
そして1合目の登山小屋に着きます。
ここでアイゼンを装着っと!
さぁ!登り始めるぞ~!!
・・・と意気込んでスタートしますが、すべての登山者が表参道コースへ進んでいく。
せっかくの雪山登山なのに、人ばかりでは面白くないから自分は違う方を行ってみよう!!
水無山北尾根コースを選択します。
この安易な判断が、過酷な登山をもたらすことになりました・・・!
まず前半はずーっと谷の斜面の細い道を、杉林の中を進んでいく!
えげつない斜面と、微妙な雪質でアイゼンがしっかり機能しない・・・
景色が単調なのが辛いところだ!
そして谷の斜面を通るため、登山道が崩落しかけている箇所なども!
前半から、中々険しくデンジャラスな山行です。
しばらくすると日が見えてきた!!
杉林ももうすぐ終わりそうだ!
・・・と突如開けたところへ。
わずかに青空が望むのがいい感じ。
程よく汗をかいていて、気温は低いのに何か涼しい。
少し登れば滋賀県の平野部も望むことができた!
しかし展望がある区間は一瞬で杉林の中の登山道が延々と続いていきます。
一部開けた区間もあり、樹氷が至るところにある。
ようやく山らしい雰囲気が楽しめるルートに入ったという感じ♪
そろそろか!?と思ってきたところ
水無山山頂へと到着した!
標高は990mと厳冬期には十分の標高。
雪の量もかなりある!!
そして、ここからがこのコースの醍醐味だった。
樹氷のトンネルをくぐり、壮大な山岳の風景が広がっていた!
ガスが充満していたが、それでもそのスケールを十分に感じることができました。
それにしても、さすがは山頂付近。
風も物凄く強く、ところどころトレースが消されている!?
聞いていた通りだ・・・!
実は、前半で一人のおっちゃんにすれ違っていたのだが、トレースが消えていると教えてくれていた。
まさにそれがこの区間だったのです。
分からないなりに、進んでいくと森に入ると、なんとかトレースが復活していた!
良かった!これで登山を続けられるε-(´∀`*)ホッ
そして、水無山を越えると、突如目の前に樹氷原が現れる。
うぉぉーーおおーー、すげぇ〜〜〜!!!
ガスも相まって、その神秘的な光景に思わず声を上げてしまう・・・。
ガスの切れ間から鈴鹿山脈も顔を覗かせる。
低山とは思えないスケール間の景色。
晴れたら素晴らしいのだろうが、霧は霧で味があった!
水無山付近は急激なアップダウンだったが、何とか落ち着いてきた。
次に待ち受けるのは、谷と立ちはだかる岩場。
いやあ、敷居の低いと思っていた山で、これほどとは!
面白すぎるぞ!!!こっちのコース来て良かった!!
(どうもこの辺りは正規の登山道から外れていたらしいw)
とアドベンチャーたっぷりの水無山からの縦走を楽しんでいると、看板を発見!
どうも登山道に戻ってきたみたいだ!
ここまでかなり登ったので、8合目と言われ、ようやくか〜という感じε-(´∀`*)ホッ
進んできた道を振り返る!
やはり相変わらずの断崖絶壁だが、まだその崖を伝う縦走コースは続いていく!
この辺りからガスが濃くなってきて厳しさが増す。
今年というか昨年から土日が天気に恵まれていないと思うのは私だけだろうか?
今日はホワイトアウトしそう・・・笑
さぁここで再び森へと戻るが、ここからが本当にキツかった・・・
超直登で、傾斜30度は確実に超えている斜面をひたすら登る!
4本爪の簡易アイゼンでは滑り落ちる危険があったので必死!!
辛すぎて休憩を何度も取ったが、ようやく木々の全くない尾根線へ入る。
半端なく疲れたが・・・
そ・し・て、綿向山山頂へ来たぞ〜〜〜!!!山頂と一枚📷
何という達成感!!この易しそうな山でここまでハードな山行になるとは思わなかった。
結局、往路ですれ違ったのはたったの3人。
それに比べて一番主要な表参道ルートは50人以上は確実に登っている!
冬季に登るルートじゃないらしい・・・。
しかし、それ故に綿向山の秘境の側面も見ることができたのだった。
青空が覗けば、白山や伊吹山まで見渡せるというが、それはまたの機会にお預けとなりました。
山頂では数人の人との会話を楽しんだ!
登山者には喋り好きな人が多いので、こうした一期一会のトークが楽しい。
そして、綿向山の表参道コースを下ります!
相変わらずのガスっ気だが、素晴らしい樹氷が展開している。
綿向山の天然記念物であるブナの原生林と雪が織りなすアートだ!
無我夢中に下って5合目の山小屋へと到着。
前情報で、表参道ルートには3つの山小屋があると聞いていた!
ここで、ようやくお昼にありつけました。
外の気温に比べたら、もはや天国とも思えた(笑)
そして、そこから猛スピードで下山!
途中、山頂で一緒だった方に再会して、二人で下りました。
いやあ、雪山トークが楽しかった!
荒島岳や野坂岳などさらに登る候補ができました(≧▽≦)
そして、最後に自転車で来たことに、驚かれた(引かれたw)
ということで、またもや青空と樹氷のコラボは見られなかったのが残念だけど、それでもとても楽しめた登山でした!!
このあとはまた近江八幡まで自走。
この頃には青空が綺麗に出ていました。
しかし、山だけはまだまだ晴れていない様子。
ということで、今回もまた一つ関西の雪山を登ることができた!
やはり気候条件が難しいが、1日あれば行ける山ばかり。
何度も登って、晴れたときの絶景も見たいと思います。
こんにちは、せのっぴです!
やはり雪山への熱は冷めやらず、またもや行ってきてしまいました。
今回は鈴鹿山系の「綿向山」
山の上はあいにくの天気で、景色は十分に楽しめませんでしたが、今回も中々の雪山登山になりました。
なぜ自分はルートを選択するとき、敢えて一番キツイやつを無意識に選んでしまうのだろうか!?笑
そのせいで初の雪山縦走の試みとなった!
これが結構過酷だったのです。
現地までは自転車、そして登山へ
今回登る「綿向山」は滋賀県日野町、三重県いなべ市に抜ける国道477号(鈴鹿スカイライン)の沿線にあるのですが、そこに至るまでは「綿向街道」と呼ばれている。
今回は、その名称の由来となった「綿向山」へ登ります。
全国的には有名な山ではないけれど、関西では地元の方を中心に慣れ親しまれている山。
樹氷が綺麗なことでも知られています。
さて、学生のころからそうだったのですが、雪山が趣味となった理由の一つにリーズナブルに楽しめることが挙げられる。
なるべく交通費を浮かせたい!
金券で大阪~近江八幡間は往復2000円、山まではロードバイクを使用して無料だ。
・・・と学生時代から変わらないスタンス(笑)
綿向山山麓へ着くと、入口から結構雪が積もっていた!
ここで登山靴に履き替えてアイゼンを履いてスタートだ。
適当なノリで選んだら過酷な縦走路へ(水無山経由)
まずは川沿いを歩いていく!今日は雲が厚くて晴れは期待できなさそうだ・・・
一応ここはまだ舗装路。
こういう標識を見つけるとチャリダーとして反応せざるを得ない!笑
次は自転車で来てみたいと思いましたが、舗装路は1合目の小屋までですぐに終わってしまいました・・・
綿向山山麓は地質学的に稀有な場所らしい!
そして1合目の登山小屋に着きます。
ここでアイゼンを装着っと!
さぁ!登り始めるぞ~!!
・・・と意気込んでスタートしますが、すべての登山者が表参道コースへ進んでいく。
せっかくの雪山登山なのに、人ばかりでは面白くないから自分は違う方を行ってみよう!!
水無山北尾根コースを選択します。
この安易な判断が、過酷な登山をもたらすことになりました・・・!
まず前半はずーっと谷の斜面の細い道を、杉林の中を進んでいく!
えげつない斜面と、微妙な雪質でアイゼンがしっかり機能しない・・・
景色が単調なのが辛いところだ!
そして谷の斜面を通るため、登山道が崩落しかけている箇所なども!
前半から、中々険しくデンジャラスな山行です。
しばらくすると日が見えてきた!!
杉林ももうすぐ終わりそうだ!
・・・と突如開けたところへ。
わずかに青空が望むのがいい感じ。
程よく汗をかいていて、気温は低いのに何か涼しい。
少し登れば滋賀県の平野部も望むことができた!
しかし展望がある区間は一瞬で杉林の中の登山道が延々と続いていきます。
樹氷原が広がる水無山(遭難注意!)
だいぶ歩いてきた気がする。
しかし一向に終わりは見えない・・・・。
綿向山に行くまでに「水無山」という山を通るはずなのに、それすら・・・
雪は深いし、急登が多くとてもハード!!
ほかの登山客もいなかったのが何より心細かった・・・。
しかし、しばらくすると私の大好きな樹氷が見えてきてテンションが上がる!!
一部開けた区間もあり、樹氷が至るところにある。
ようやく山らしい雰囲気が楽しめるルートに入ったという感じ♪
そろそろか!?と思ってきたところ
水無山山頂へと到着した!
標高は990mと厳冬期には十分の標高。
雪の量もかなりある!!
そして、ここからがこのコースの醍醐味だった。
樹氷のトンネルをくぐり、壮大な山岳の風景が広がっていた!
ガスが充満していたが、それでもそのスケールを十分に感じることができました。
動画でどうぞ!
それにしても、さすがは山頂付近。
風も物凄く強く、ところどころトレースが消されている!?
聞いていた通りだ・・・!
実は、前半で一人のおっちゃんにすれ違っていたのだが、トレースが消えていると教えてくれていた。
まさにそれがこの区間だったのです。
分からないなりに、進んでいくと森に入ると、なんとかトレースが復活していた!
良かった!これで登山を続けられるε-(´∀`*)ホッ
そして、水無山を越えると、突如目の前に樹氷原が現れる。
うぉぉーーおおーー、すげぇ〜〜〜!!!
ガスも相まって、その神秘的な光景に思わず声を上げてしまう・・・。
ガスの切れ間から鈴鹿山脈も顔を覗かせる。
低山とは思えないスケール間の景色。
晴れたら素晴らしいのだろうが、霧は霧で味があった!
樹氷もあらゆるところに咲き誇る秘境コースだ。
水無山付近は急激なアップダウンだったが、何とか落ち着いてきた。
次に待ち受けるのは、谷と立ちはだかる岩場。
いやあ、敷居の低いと思っていた山で、これほどとは!
面白すぎるぞ!!!こっちのコース来て良かった!!
(どうもこの辺りは正規の登山道から外れていたらしいw)
とアドベンチャーたっぷりの水無山からの縦走を楽しんでいると、看板を発見!
どうも登山道に戻ってきたみたいだ!
ここまでかなり登ったので、8合目と言われ、ようやくか〜という感じε-(´∀`*)ホッ
進んできた道を振り返る!
やはり相変わらずの断崖絶壁だが、まだその崖を伝う縦走コースは続いていく!
この辺りからガスが濃くなってきて厳しさが増す。
今年というか昨年から土日が天気に恵まれていないと思うのは私だけだろうか?
今日はホワイトアウトしそう・・・笑
さぁここで再び森へと戻るが、ここからが本当にキツかった・・・
超直登で、傾斜30度は確実に超えている斜面をひたすら登る!
4本爪の簡易アイゼンでは滑り落ちる危険があったので必死!!
辛すぎて休憩を何度も取ったが、ようやく木々の全くない尾根線へ入る。
半端なく疲れたが・・・
ようやく・・・か。
ここでゴールは近いと確信した。
そ・し・て、綿向山山頂へ来たぞ〜〜〜!!!山頂と一枚📷
何という達成感!!この易しそうな山でここまでハードな山行になるとは思わなかった。
結局、往路ですれ違ったのはたったの3人。
それに比べて一番主要な表参道ルートは50人以上は確実に登っている!
冬季に登るルートじゃないらしい・・・。
しかし、それ故に綿向山の秘境の側面も見ることができたのだった。
綿向山とブナ林を通って下山
山頂はガスが充満し、神秘的な風景。青空が覗けば、白山や伊吹山まで見渡せるというが、それはまたの機会にお預けとなりました。
山頂では数人の人との会話を楽しんだ!
登山者には喋り好きな人が多いので、こうした一期一会のトークが楽しい。
そして、綿向山の表参道コースを下ります!
相変わらずのガスっ気だが、素晴らしい樹氷が展開している。
綿向山の天然記念物であるブナの原生林と雪が織りなすアートだ!
無我夢中に下って5合目の山小屋へと到着。
前情報で、表参道ルートには3つの山小屋があると聞いていた!
ここで、ようやくお昼にありつけました。
外の気温に比べたら、もはや天国とも思えた(笑)
そして、そこから猛スピードで下山!
途中、山頂で一緒だった方に再会して、二人で下りました。
いやあ、雪山トークが楽しかった!
荒島岳や野坂岳などさらに登る候補ができました(≧▽≦)
そして、最後に自転車で来たことに、驚かれた(引かれたw)
ということで、またもや青空と樹氷のコラボは見られなかったのが残念だけど、それでもとても楽しめた登山でした!!
このあとはまた近江八幡まで自走。
この頃には青空が綺麗に出ていました。
しかし、山だけはまだまだ晴れていない様子。
ということで、今回もまた一つ関西の雪山を登ることができた!
やはり気候条件が難しいが、1日あれば行ける山ばかり。
何度も登って、晴れたときの絶景も見たいと思います。
〜完〜
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