こんにちは、せのっぴです。
今回は、厳冬期の関西の雪山を代表する存在『伊吹山』へ行ってきました!
花の百名山に選ばれ、夏山も人気な伊吹山ですが、実は雪山としても名山として知られています。
標高は1300mほどと低山というカテゴリーだが、標高差が1000m以上あり、実は積雪量のギネス記録も持つ山。
そして、名物の直登が険しいことで有名で、残雪期のアルプスなど本格的な雪山の登竜門として紹介されることが多い山です!
今回、ようやくチャレンジすることができたのだが・・・・・・・。
私たちを待っていたのは猛烈な自然の恐怖でした。
今まで、ある程度色々な山に登ってきた私ですが、命の危険を感じる山などなかった。
唯一挙げるとすれば、石槌山の鎖場だが、今回はそれを凌駕する険しさでした・・・。
圧倒的に過酷な内容で、私が今できる登山の最高レベルでした。
※GPSなどは同行者に任せてしまったが💦
しかし、その分、生還できたときの達成感は計り知れなかった!
積雪期の伊吹山登山の特徴として『直登』が挙げられる。
通常、つづら折りになっている登山道が積雪期には真っ直ぐとなり斜度が増す!
その斜度ほぼほぼ45度!!
しかも今日は、悪天候の中、トレース(前の登山者の足跡)もなく、正規の登山道と外れた道を進んだこともあり、傾斜は最大63度となった。
今まで体験したことのない、まさに壁を登っている感じだった。
その上、風が強かったため、斜面の表面の雪が流され、その下側のみぞれの層の上を進むこととなり、硬すぎて足を蹴り入れないとしっかり固定できない!!
一歩踏み外せば、数百メートル真っ逆さまに落ちて、死ぬかもしれない・・・。
そんな不安を感じながらの格闘でした。
写真を撮っている余裕などなく、自分の手と足先を確実に固定し、滑落しないように集中しながら下る1時間は、一生忘れることはないと思う。
我々をその過酷な登山へと導くとともに、命の助け綱になったのが6合目の避難小屋。
前述した7・8合目の直登の入り口にあたる場所にある小屋だ!
まず行きには、この小屋で休息をとった私たちが、あまりの悪天候で引き返してくる二人のパーティーに出会うことから始まる。
登ることは不可能だという話を聞きながら、やはり自分の足でチャレンジせずに諦めるのは嫌だ!というこだわりから登頂を目指すことになります!
その後、直登箇所はとても危険だったものの、風が少し穏やかだったからかどんどん進み、なんと9合目(ほぼ頂上)まで来たのですが、台風を超えるような凄まじい風に吹き付けられて登頂を断念・・・!
(とても惜しかったのですが、英断だったと思います。
その後、恐ろしい傾斜40〜63度の壁を下山。
猛吹雪で視界が全く見えなかったため、GPSを確認しながら軌道修正し、何とか小屋に戻ってきた時は「生きて帰ってこれた・・・。」ということを実感しました。
猛烈な寒さに当てられて、体が限界を迎えていた頃に、この小屋に入ることができて本当に助かった。
ガッツポーズですが、顔や髪の毛が凍っていました・・・!
あとは、バックパックも!
3合目あたりは少し天気が良くなったけれど、それ以外は本当に凄まじかった!
山頂を断念 伊吹山(ヤマップ)by山ごろさん
串料理も美味でした!
シメは茶屋町ブラックという名の「黒ごまラーメン」
写真ギャラリーは以上です。
・・・と、ここで機材紹介!
今回撮影に使用したのはオリンパスの高級コンデジ「Tough TG5」
今回の登山で本格的に導入しました!
防水、防滴、−10℃対応かつコンパクト&画質なかなか良しでかなり使えた!!
これから雪山登山のサブ機として大いに活躍してもらいたいと思っています。
さて、この頃山の天気に本当に恵まれない日々が続いていますが、引き続き雪山登山を楽しんでいきたいと思います!!
(もちろん今回みたいな登山は一人では絶対にしてはいけない!)
ということで来週は単独で関東の二座を攻めてきます!
もしかしたら雪がないかもしれない・・・笑
今回は、厳冬期の関西の雪山を代表する存在『伊吹山』へ行ってきました!
花の百名山に選ばれ、夏山も人気な伊吹山ですが、実は雪山としても名山として知られています。
標高は1300mほどと低山というカテゴリーだが、標高差が1000m以上あり、実は積雪量のギネス記録も持つ山。
そして、名物の直登が険しいことで有名で、残雪期のアルプスなど本格的な雪山の登竜門として紹介されることが多い山です!
今回、ようやくチャレンジすることができたのだが・・・・・・・。
私たちを待っていたのは猛烈な自然の恐怖でした。
初めて死を意識する山行
さて、伊吹山に登ってきたと簡単に言いましたが、その内容は簡単では到底ありませんでした・・・。今まで、ある程度色々な山に登ってきた私ですが、命の危険を感じる山などなかった。
唯一挙げるとすれば、石槌山の鎖場だが、今回はそれを凌駕する険しさでした・・・。
石鎚名物の鎖場 |
- 平均傾斜40度程の雪壁クライミング&下り
- 風速20m/sを超える猛吹雪(足を固定しなければ飛びそうだった)
- 吹雪にて視界真っ白でルート不明(GPSで確認しながら下山)
圧倒的に過酷な内容で、私が今できる登山の最高レベルでした。
※GPSなどは同行者に任せてしまったが💦
しかし、その分、生還できたときの達成感は計り知れなかった!
無事に帰ってこれて引きつる顔・・・笑 |
伊吹山の直登区間はえげつない。
明らかに45度を超える急激な直登 |
積雪期の伊吹山登山の特徴として『直登』が挙げられる。
通常、つづら折りになっている登山道が積雪期には真っ直ぐとなり斜度が増す!
その斜度ほぼほぼ45度!!
しかも今日は、悪天候の中、トレース(前の登山者の足跡)もなく、正規の登山道と外れた道を進んだこともあり、傾斜は最大63度となった。
今まで体験したことのない、まさに壁を登っている感じだった。
その上、風が強かったため、斜面の表面の雪が流され、その下側のみぞれの層の上を進むこととなり、硬すぎて足を蹴り入れないとしっかり固定できない!!
一歩踏み外せば、数百メートル真っ逆さまに落ちて、死ぬかもしれない・・・。
そんな不安を感じながらの格闘でした。
写真を撮っている余裕などなく、自分の手と足先を確実に固定し、滑落しないように集中しながら下る1時間は、一生忘れることはないと思う。
命運を分けた6合目避難小屋
猛吹雪で周囲は何も見えない。自然を超えた死の世界。 |
我々をその過酷な登山へと導くとともに、命の助け綱になったのが6合目の避難小屋。
前述した7・8合目の直登の入り口にあたる場所にある小屋だ!
まず行きには、この小屋で休息をとった私たちが、あまりの悪天候で引き返してくる二人のパーティーに出会うことから始まる。
登ることは不可能だという話を聞きながら、やはり自分の足でチャレンジせずに諦めるのは嫌だ!というこだわりから登頂を目指すことになります!
その後、直登箇所はとても危険だったものの、風が少し穏やかだったからかどんどん進み、なんと9合目(ほぼ頂上)まで来たのですが、台風を超えるような凄まじい風に吹き付けられて登頂を断念・・・!
(とても惜しかったのですが、英断だったと思います。
あと少しだったけれど、天候的にさすがに登頂は不可能だった・・・。 |
猛吹雪で視界が全く見えなかったため、GPSを確認しながら軌道修正し、何とか小屋に戻ってきた時は「生きて帰ってこれた・・・。」ということを実感しました。
猛烈な寒さに当てられて、体が限界を迎えていた頃に、この小屋に入ることができて本当に助かった。
ガッツポーズですが、顔や髪の毛が凍っていました・・・!
顔面のお化け・・・ |
あとは、バックパックも!
わずかながらフォトギャラリー
ということで終始吹雪で写真を構える余裕は少なかったけれど、今回の登山の様子を掲載してみます。3合目あたりは少し天気が良くなったけれど、それ以外は本当に凄まじかった!
3合目付近の樹氷
直登であったスキーヤーのおっちゃん
どうもこの方がヤマップに記事を書いてくれていて、私たちも載っていました(笑)山頂を断念 伊吹山(ヤマップ)by山ごろさん
斜度が緩い直登は意外と楽しかった!
唯一緩んだ天気でこの程度(笑)
一番やばい箇所ではないけれど雪山の雰囲気はこんな感じ。
大阪に帰ってからの「もつ鍋」最高でした・・・。
串料理も美味でした!
シメは茶屋町ブラックという名の「黒ごまラーメン」
写真ギャラリーは以上です。
・・・と、ここで機材紹介!
今回撮影に使用したのはオリンパスの高級コンデジ「Tough TG5」
今回の登山で本格的に導入しました!
防水、防滴、−10℃対応かつコンパクト&画質なかなか良しでかなり使えた!!
これから雪山登山のサブ機として大いに活躍してもらいたいと思っています。
さて、この頃山の天気に本当に恵まれない日々が続いていますが、引き続き雪山登山を楽しんでいきたいと思います!!
(もちろん今回みたいな登山は一人では絶対にしてはいけない!)
ということで来週は単独で関東の二座を攻めてきます!
もしかしたら雪がないかもしれない・・・笑
−完−
おつかれさまでした^^
返信削除いろいろ考えさせられる登山でしたが、終わってしまえばいい体験をしたと思えています。ありがとうございました。
何事も経験ですね。まあ無事だから言えるのでしょうがね。
そうそう、防寒テムレスは買いました~
しのなみさん、お疲れ様です!
削除こちらこそ充実した山行をありがとうございました。
振り返ってみると凄まじい経験をしましたね(笑)
本当に無事で良かったです。笑
最後の直登の下りではペースを合わせて頂きありがとうございました。
テムレス買いましたか〜!
次の氷ノ山で活用ですね(笑)