関東へ雪山登山!奥秩父の主峰「大菩薩嶺」へ
こんにちは!せのっぴです。
先日、関東へ遠征登山をしてきました。
北海道を除き、主に東日本が未踏状態の弊ブログも、ようやく関東進出を果たしました!
残す東北は今年の夏にツーリング&登山を予定しているので乞うご期待。
さて、今回の登山は東京での用事に合わせて計画したので、あくまで東京からアクセスしやすい山に限られます。
候補となったのは以下の通りなのですが、アクセス・歩行時間・バス時刻などを考慮した結果、その中から2座を選ぶこととなりました!
ということで、1日目は大菩薩嶺を攻略。
総評としては、1日中快晴で清々しい登山となり、前半はコメツガ林に降り注ぐ陽光と照り返る緑が美しく、後半はピークの大菩薩嶺から大菩薩峠までは大展望を楽しめました!!
思っていたほどの雪はなく、富士山は春霞で霞んでいたのが少し残念でしたが、関東の山の春は少し早いのだと感じる山行となった。
大菩薩嶺山頂付近に生えているコメツガ。
山梨の森林100選に選ばれているらしい。
さっきまで枯木ばかりだったけれど、この辺り一面は緑の色彩の世界。
陽光に照らし出されて本当に綺麗でした。
そして、ようやくピークへやってきた!
大菩薩嶺(標高2056m)
しかし噂に聞いていた通り、展望は良くない山頂。
とはいえ2月という厳冬期に2000m超えの登山は初めてなので、何か嬉しい。
何もない山頂なのでほぼ滞在せずに進んで行く!
さて、ここから大菩薩峠までの展望が素晴らしかった!
素晴らしいパノラマが私の目の前に現れる・・・。
この岩場を越えると・・・
目の前に広がる甲府の街と秩父の山々。
いやっほーーー!!!
真っ青に広がる青空が爽快すぎる・・・!!
こんな良い天気なら富士山も見えるかと思いましたが、何故か見えない・・・
他の登山者の方に聞いたら、どうも春霞の影響で景色が霞んでしまっているようだ!
前日との気温差が激しいと発生する現象で、春特有らしい。
なるほど。少し残念だが、これほどよい天気だし、割り切るしかないね!
それにしても絶景の稜線。
森林限界なのか、この部分だけ全く木々が少ない。
木々が生い茂る大菩薩嶺山頂と全く違う。
西側と東側でここまで植生が変わるものなのか?
とても面白い山だ!
天気は雲ひとつない快晴、気温も高いが、吹き付ける冬らしい冷たい風と残雪。
春らしくもあり、冬らしくもあり・・・。
この時期しか味わえない醍醐味を味わう。
思えば登山の良いところは、その時その時の一期一会の楽しみがあるということ。
そんなことを感じながら、この極上の稜線歩きを楽しんだ。
表示に山梨県/秩父の文字と標高1900m弱の数字。
よく写真で見ることが多い大菩薩峠だ。
前述したがピークの大菩薩嶺よりも、この大菩薩峠の方が眺望が良いため、取り上げられることが多い!
ようやく自分も来ることができた!
ここでは多くの人が集まっていた。
しばらくしたら、行きとは違う上日川峠方向へと下山!
この美しい笹原と青空!しかと目に焼き付けたぞ!!
今回も本当に良い登山だった。
行きに比べて緩く、雪が残る道を下る。
尾根に生えていた笹がここにも!
それらが相まって、日に照らせると良い感じだ・・・。
しばらくして後ろを振り返ると、さっきまでいた尾根が見える!
こういうのを見返すたびに、さっきまであそこにいたのか〜!ってなんだか不思議な感覚になります。笑
さて、ここからはガムシャラに下っていくだけ!
・・・だが、思いの外距離がある。
そして標高差がある山の場合、下の方が脚にきてキツかったりする。
そして下に行けば行くほど、雪がドロドロになっているのも残雪の山の特徴!
途中、一部だけ冬季閉鎖中の道路(大菩薩ライン)へと出る。
ここも自転車で来てみたかった道路の一つ。
このパノラマ、紅葉はさぞ美しいんだろうなぁ〜
またいつか、今度は自転車で来てみたいな。
こういうのが次の旅の動機となったりするのは私だけだろうか・・・?笑
さて、半端なく長かったが、ようやく登山口付近へと戻ってきた。
なんと温泉付きの民宿が無料でお菓子やお茶を提供してくれていました。
ありがたくお茶をいただく!
時間があれば温泉も入りたかったけれど、バスの時間が限られているのでまた次回!
今日はかなり気温的にも暖かったしね。
・・・ということで、バスに乗って秩父山地を後に!
塩山→厚木へ移動してカプセル入り!!
(このカプセルホテルがまたとても快適でした。笑
清々しい天気と綺麗な緑と、雄大な景色と残雪と・・・
こんにちは!せのっぴです。
先日、関東へ遠征登山をしてきました。
北海道を除き、主に東日本が未踏状態の弊ブログも、ようやく関東進出を果たしました!
残す東北は今年の夏にツーリング&登山を予定しているので乞うご期待。
さて、今回の登山は東京での用事に合わせて計画したので、あくまで東京からアクセスしやすい山に限られます。
候補となったのは以下の通りなのですが、アクセス・歩行時間・バス時刻などを考慮した結果、その中から2座を選ぶこととなりました!
- 筑波山(茨城県)・・・アクセス容易、低山、つくばエクスプレスが微妙に高い
- 雲取山(奥多摩/東京都)・・・アクセス容易、日帰りが厳しい、展望が微妙
- 大菩薩嶺(奥秩父/山梨県)・・・アクセス容易、面白そう
- 甲武信ヶ岳(奥秩父/山梨県・長野県)・・・アクセス容易、標高が1番高い、面白そう、日帰りが厳しい
- 金峰山(奥秩父/山梨県・長野県)・・・面白そう、アクセスに時間がかかりすぎる、交通費高
- 丹沢(神奈川県)・・・アクセス容易、縦走路、交通費安
ということで、1日目は大菩薩嶺を攻略。
総評としては、1日中快晴で清々しい登山となり、前半はコメツガ林に降り注ぐ陽光と照り返る緑が美しく、後半はピークの大菩薩嶺から大菩薩峠までは大展望を楽しめました!!
大菩薩嶺付近に群生するコメツガ。冬は枝葉が寂しい季節だが、鮮やかな緑色。
大菩薩の尾根道を振り返る。笹原が印象的だ!
そして2日間を振り返り、また登山の世界が広がったような気がした。
日本百名山残り88座、今年の目標20座制覇まであと8座!!
大菩薩登山口へ
早朝3時50分、むくむくとカプセルホテルにて目が覚める。
(カプセルホテルって意外と居心地良いですね♪笑
入念に下調べはしてきているが、まずこの第一関門!!
早朝起きられるかどうかにかかっている!笑
4時30分発の新宿→高尾行きの始発に無事乗り込んで、電車で2時間半・・・。
山梨県塩山市へ。
塩山では私を含め10人ほどの登山客がバスを待っていた。
やはり冬ということで登る人の数は少ないみたいだが、むしろその方がベター!!
さぁ、バスが来た〜!
ここから大菩薩登山口まではバスで20分。
電車・バス合わせて2000円弱の交通費だ。
さて、今回行く山の登山口は幾つかあるけれども、一番楽な上日川峠は冬季通行止区間に位置するので使えない。
よって必然的に、バス停のある大菩薩嶺登山口を起点にぐるりと回るルートとなる。
これが距離・負荷的に意外とあるので注意が必要だ!
まず序盤のキーポイントは丸川峠までの急登区間。
これがシンドい!!
ひたすら体力を使う道が続くので、序盤からかなり消耗します。
見ず知らずの山の中をただ一人進むという孤独な反面、冒険に似た心情だったり・・・
雪がほぼほぼないのが予想と違っていたが、まだ標高低いからね!
一心不乱に山を登り、ふと後ろを振り返れば甲府の街が飛び込んできたのでびっくりした。
そして、もうこんなに標高を上げていたんだ・・・と気づく。
そして、ほどなく雪が姿を表すが、ご覧の通り道のところだけガッチガチのツルッツル・・・!
ということで側道の雪をパフパフ進んでいきます。
この感触が楽しい!雪山ならでは♪
これを進むと第一分岐点の丸川峠だ!
丸川峠〜ピークの大菩薩嶺(コメツガが美しい)
ようやく丸川峠へとやってきました。
ここから雪がかなり増えてくる。
いきなり開けた景色になるので、その変化が面白い!
青空も広がっていて良い感じ。
気温も高めで涼しい。
さぁ、ここから大菩薩嶺・大菩薩峠への尾根道ですが、ピークの大菩薩嶺までは開けた場所がほぼなく、森の中を歩く感じでした。
そのため比較的、雪質が良くて歩きやすくて楽しい!!
雪は少ないと言えど、軽い雪山ハイクを味わえました。
陽光が照らし出す雪の曲線美
さて、前述の通り基本的に展望は楽しめない道ですが、代わりに後半は木々の緑が良かった。
大菩薩嶺山頂付近に生えているコメツガ。
山梨の森林100選に選ばれているらしい。
さっきまで枯木ばかりだったけれど、この辺り一面は緑の色彩の世界。
陽光に照らし出されて本当に綺麗でした。
そして、ようやくピークへやってきた!
大菩薩嶺(標高2056m)
しかし噂に聞いていた通り、展望は良くない山頂。
とはいえ2月という厳冬期に2000m超えの登山は初めてなので、何か嬉しい。
何もない山頂なのでほぼ滞在せずに進んで行く!
さて、ここから大菩薩峠までの展望が素晴らしかった!
大菩薩嶺から峠へ大展望の縦走路
ピークを後にして、いきなりだった!!素晴らしいパノラマが私の目の前に現れる・・・。
この岩場を越えると・・・
目の前に広がる甲府の街と秩父の山々。
いやっほーーー!!!
真っ青に広がる青空が爽快すぎる・・・!!
目を凝らせば見えるよ。笑
前日との気温差が激しいと発生する現象で、春特有らしい。
それにしても絶景の稜線。
森林限界なのか、この部分だけ全く木々が少ない。
木々が生い茂る大菩薩嶺山頂と全く違う。
西側と東側でここまで植生が変わるものなのか?
とても面白い山だ!
春らしくもあり、冬らしくもあり・・・。
この時期しか味わえない醍醐味を味わう。
思えば登山の良いところは、その時その時の一期一会の楽しみがあるということ。
そんなことを感じながら、この極上の稜線歩きを楽しんだ。
大菩薩峠〜上日川峠経由で下山
ようやくここまで来たか〜という感じ!表示に山梨県/秩父の文字と標高1900m弱の数字。
よく写真で見ることが多い大菩薩峠だ。
前述したがピークの大菩薩嶺よりも、この大菩薩峠の方が眺望が良いため、取り上げられることが多い!
ようやく自分も来ることができた!
ここでは多くの人が集まっていた。
どうも地元の登山愛好家の方達らしい。
自分が関西から来たことに驚かれつつも、「それなら伊吹山に登ったことがある」と山トークを楽しむ。
山は人との一期一会もいい。
しばらくしたら、行きとは違う上日川峠方向へと下山!
この美しい笹原と青空!しかと目に焼き付けたぞ!!
今回も本当に良い登山だった。
行きの丸川峠ではほとんど人に出会わなかったが、こちらがメジャルートなのだろう。
トレースも多いし、数人とすれ違う!
行きに比べて緩く、雪が残る道を下る。
尾根に生えていた笹がここにも!
それらが相まって、日に照らせると良い感じだ・・・。
しばらくして後ろを振り返ると、さっきまでいた尾根が見える!
こういうのを見返すたびに、さっきまであそこにいたのか〜!ってなんだか不思議な感覚になります。笑
さて、ここからはガムシャラに下っていくだけ!
・・・だが、思いの外距離がある。
そして標高差がある山の場合、下の方が脚にきてキツかったりする。
そして下に行けば行くほど、雪がドロドロになっているのも残雪の山の特徴!
途中、一部だけ冬季閉鎖中の道路(大菩薩ライン)へと出る。
ここも自転車で来てみたかった道路の一つ。
このパノラマ、紅葉はさぞ美しいんだろうなぁ〜
またいつか、今度は自転車で来てみたいな。
こういうのが次の旅の動機となったりするのは私だけだろうか・・・?笑
さて、半端なく長かったが、ようやく登山口付近へと戻ってきた。
なんと温泉付きの民宿が無料でお菓子やお茶を提供してくれていました。
ありがたくお茶をいただく!
時間があれば温泉も入りたかったけれど、バスの時間が限られているのでまた次回!
今日はかなり気温的にも暖かったしね。
・・・ということで、バスに乗って秩父山地を後に!
塩山→厚木へ移動してカプセル入り!!
(このカプセルホテルがまたとても快適でした。笑
清々しい天気と綺麗な緑と、雄大な景色と残雪と・・・
雪山登山という感じではなかったけれど、この時期この場所だからこそ味わえる空気感や景色を堪能できた。
しかし、今回の大菩薩は秩父の一部(ダジャレじゃないよw
百名山だけでもあと5座ほどある。
どんどん世界が開けてくる。
また戻ってこよう秩父の山よ!
–完–
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