残雪の表丹沢縦走コース(ヤビツ峠〜三ノ塔〜塔ノ岳〜鍋割山)
こんにちは!せのっぴです。2月に決行した関東への遠征登山の2日目は、神奈川県の丹沢山系。
最高峰の蛭ヶ岳、続き丹沢山・塔ノ岳などで構成され、実に広くバリエーションに富んだルートが魅力です!
実は2017年3月、私が九州最高峰の屋久島・宮之浦岳に挑んだ際、山小屋で一緒になった登山者の方から強く勧められた山が、この丹沢。
その時からずっと行ってみたいと思っていて、ようやく念願を叶えることができた!
スタートは『あの峠』
まずは登山口まで電車とバスでアクセス!今日は5時半起きでいいので楽だ!笑
さて、今回のスタートはロード乗りなら知らない人はいないであろう・・・
ヤビツ峠
関東ヒルクライマーのメッカとして知られ、個人的には『西のしまなみ・東のヤビツ』だと思っている!
まさか、ここを登山目的で訪れることになろうとは・・・笑
裏ヤビツが路面凍結していて自転車はかなり少なかったけれど、バスの窓越しでも表ヤビツの景色は最高で、道もとても面白そうだったので、いつか自転車で来てみたいな♪というところ。
縦走路を行く(三ノ塔〜塔ノ岳)
このヤビツ峠を少し進んだところから登山道がスタートする。まずは三ノ塔まで急斜面を登り、そこから塔ノ岳までは尾根伝いの縦走路が展開という流れ。
あいにく曇りの一日だったけれど、素晴らしいパノラマ連続のコースで大満足!!
とはいえかなり疲れました、、、。笑
登り始めから雪はあったものの、近頃天気が良いことと、比較的南にある山だからか既に残雪といった面持ち。
こういった登山ではガチガチに道が固まっていて、積雪期よりデンジャラス!
途中、登ってきたヤビツ峠の向こう側にそびえる丹沢山系の大山が迫力あり!
そして三ノ塔までの最後の登りでは、太平洋側の素晴らしい展望が広がっていました。
気温も比較的高く、汗をかいたら涼しい標高へと入ります!
丹沢はこのように終始眺望が良いルートが続く。
ようやく三ノ塔へやってきた。
縦走路は、そのピークごとに山小屋があります!
塔ノ岳まででも5軒くらいはあったかな。
そして、この小屋を過ぎると、ようやく表丹沢の本格的な縦走路の始まりです。
ここで一気に景色が開ける!!
塔ノ岳まで続く圧倒的なスケールの山塊!そこを行くパノラマの縦走路。
これを行くなんてワクワクするしかない(笑)
普通、一山系に対して、一つもしくは二つの山が百名山にピックアップされるのだけれど、丹沢は山系そのものが百名山。
その理由を、この景色を見れば分かる気がします。
ここから一気に下り、次にピークの行者岳を目指す!
しかし、下りが危険すぎた・・・!!
ガッチガチに凍っていて道も狭い。
が故に、一歩間違えば大けがに繋がりかねない・・・。
そのため慎重にいきます。
こういう凍結の危険性も残雪の山ならでは、だ。
裏返せば、単調な登山ではなくなるので面白い側面もある。
行者岳を越えて縦走路を振り返る!
やはり圧倒的な景色が広がっている・・・。
のだが、携帯していたオリンパスTG-5では入りきらないほど広角なので惜しい!
まだまだ縦走は続く。
ガツンと登って少し下って、またガツンと登るので思いの外消耗する・・・。
結構しんどかったです!
しかし、何度見てもワクワクする登山道だ!
圧倒的なスケールの山塊へ続く一本の道。
また所々岩場が登場するのも、このルートの醍醐味。
こういうアトラクション一つで面白さは増す!
ピークの一つ「新大日」を越えて振り返る。
一番後ろは通過していない大山だが、こう見たら結構進んできたものだ!
残雪の山の尾根に枯木、斜面部に雪が積もっている雪のコントラストが美しい・・・。
新芽の季節。
さぁ、ようやく表丹沢のピーク「塔ノ岳」が見えてきた!(あの小屋のところ)
それに伴い雪も増えてくる。
この辺は雪山登山らしい雪道を楽しむ!
ようやく獲得標高1000mの登山を制覇だ。
ようやく獲得標高1000mの登山を制覇だ。
表丹沢後半(塔ノ岳〜鍋割山)
ようやく表丹沢の最高峰『塔ノ岳』へ登ってきた!前評判通りの素晴らしい展望で、北には奥丹沢の蛭ヶ岳・丹沢山、南には熱海など太平洋側の景色、東は登ってきた表丹沢、西には(見えるはずの)富士山。
天気さえよければ、、、
完璧な天候ではなかったけれど、それでもとても見ごたえがありました!
動画でどうぞ!
さてさて、当初は奥丹沢(蛭ヶ岳、丹沢山)へ行ってみたいと思っていたけれど、日帰りでは無理そう(笑)
明日は大阪で仕事だし(笑)大人しく残りの表丹沢コースを進みます。
神奈川の街まで見渡す極上の縦走路が続く!
振り返ると、塔ノ岳の辺りは青空が広がっており、清々しい・・・。
足元に鹿の糞が大量に転がっていたのは内緒!w
さてさて疲労困憊からか、あまり写真を撮る余裕がなく、表丹沢の端に位置する鍋割山を一心不乱に目指しました。
そう、鍋焼きうどんだけを頼りに。
「鍋割山で食べる鍋焼きうどん」
なんか乙でしょ!?笑
実は、これから行く鍋割山山荘の名物なのです。
これを食べないわけには行かない!
こんなところまで滅多に来れないからね!!
塔ノ岳から鍋割山までは大丸・小丸という二つの丘を越えればゴール。
ようやく鍋割山が見えてきたぞ!(真ん中のピークが鍋割山!)
奥丹沢の蛭ヶ岳方面も雄大な山が連なる。
いやぁ、同一の山系なのにまだまだ広いね丹沢・・・笑
そして、ようやくゴール!
そして出てきた名物の名物の鍋焼きうどんは、甘いスープに野菜と麺がどっさり入っていてとても美味しい・・・。
疲労した身体に濃いスープが染み渡るぞ・・・!!
ここまで来た甲斐がありました!
下山が半端ない鍋割山尾根コース
さて、そろそろ下山しないと帰りが心配だ!と鍋割山から麓へ降りるコースを選択したのが間違いだった。
鍋割山の急登を駆け下りて、標高400m程度まで戻ってきてからは、バス停まで6km
登山者に一人も会うことなく、黙々と未舗装の林道を進んでいくだけのコース。
ここが本当に長く感じた!!
もう無の心境で歩いておりました(笑)
「丹沢山塊の大自然を感じる下山になった!」とカッコよく纏めておこう・・・w
そしてなんか登山口付近が突然コケコッコー王国w
いやはや脚も精神的にも大分きていたし、何よりこの日は一日中鼻水が止まらなくて・・・・。
実は体調はかなり悪かった!東京で思いっきり風邪をひいてしまっていたのだ。
しかし、これで関東へ来た目的も果たせた!あとは新幹線で大阪へ帰ろうっと!
以上、遠征登山2日間で関東の名山を2座制覇!
しかし、同時に関西を抜け出せばまた未知のワクワクする冒険が待っているんだ!
と身をもって感じました。
また機会を作って東日本(関東・東北・北海道)の山を攻めに行きたいな!!
とりあえず次は、GWの阿蘇山、九重連山、由布岳だ!
帰りのバス停に咲いていた河津桜
–完−
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