当初から目標にしていた黒菱林道→唐松岳というルートが不可能になり、呆然としていた私たちだが・・・!?
見事な起死回生を図る!(笑)
う~ん、どうしようか??まさか黒菱林道が通行止めとは…
唐松岳へ登山だけするのも何か違うし、やはり本願である登山ツーリングをしたい!
しかし、咄嗟にそんな都合の良い場所があるだろうか??
それが、、、
あったのです!!!(笑)
その名も『もう一つの乗鞍へ登山ツーリング』
このルートを見つけたときは震えました・・・!!
お酒を片手に、ルートの詳細を紹介しよう
まずは1日目お疲れ様ということで、旅先で宴会タイムだ〜!
宿でオススメの店を聞いてから訪れるスタイルがすっかり定着♪♪
いやぁ〜、体を動かした後のこの時間が最高だよねー
和気藹々と談笑しながら、美味しい料理に舌鼓。
っっじゃなくて!ルートの説明をしないと!!(笑)
はい!ということで急遽変更したルートの概要を示すと以下の通りだ
- 栂池ヒルクライム(標高差1200m/17km)
- 栂池山荘→白馬乗鞍岳→小蓮華山ピストン(標高差900m/11km)
累積標高は2500m弱となり、ピークはほぼ標高2800m近くなる。
しかも、サイクリストの聖地『乗鞍』と同じ名を冠する山
そして小蓮華山が【新潟県最高峰】ということで各県のピークハントを趣味にしている私には持って来いのルートだった!!!
超級山岳栂池ヒルクライム
早朝、時間は5時過ぎ
昨日は宴会をサクッと済ませて、今日の補給をたらふく購入してすぐ床に就いた。
旅を充実させるためには、潔く寝て明日に備えることが大事!
私の旅は、日の出とともに日の入りとともに終わると言っても過言ではない。
宿を出る前に、かいこさんの自転車がパンクするというアクシデントがあったけれど、3人で協力して、10kmほど早朝サイクリング!
そして到着した栂池スキー場前では、アルプスが僅かに顔を見せ始めていた。
さぁ、今からあの上に行くぞ!!(実感が湧かないw)
栂池の林道までは少しの激坂でウォーミングアップ!
斜度で言えば、実はここが一番キツかった。。。
そしてとうとう栂池ヒルクライムコースへ
いよいよ始まる!1stステージ!
まずは自転車でアルプスの登山口まで駆け上がるぞ!!
まず迎え入れてくれたのは、光芒の幻想的な風景
雲海を照らし出して、凄まじい高度感を演出してくれる!!
雲が多いのが気になっていたが、この微妙な気象条件が生み出す自然のマジック。
まさに一期一会の景色を楽しみます!
そこからは淡々と林道を上っていく!
標高が高く、それも細い林道なのに道の舗装状態が良くって素晴らしい。
そして、距離はあるけれど平均6〜7%の勾配なのでほとんど疲れない!
思った以上に余裕を作れそうだ!
さぁ半分を過ぎた頃だろうか??
ほとんど眺望がなかった道に、いきなり現れる美しい山容・・・!!!
眼前にそびえる白馬岳を目掛けて登って行く道
これだ!これが見たかったんだよ!!
自転車だからこそ味わえる道上での一期一会の絶景
これこそが自転車旅最大のモチベーションだ!
さぁ、いよいよ後半を迎えてきた〜
そして、この辺りから紅葉の気配がする。気づけば、白馬岳はだいぶ近くなっていた!
普通の登山客の方々は、ゴンドラとリフトを乗り継いでくるところを、私たちは自転車で上っている。
だってそれじゃなきゃ見れない世界がある。
だから、自転車でなきゃ駄目なんだ!そうハッキリと言い切れる。
さぁ、標高1700mを超えてきた!
目の前に見えるのは、まず目指す最初のピーク『白馬乗鞍岳』
標高は2400m超だ!
サイクリストの聖地の「乗鞍岳」が意識せられて面白い!
間違えて違う乗鞍に来ちゃった!テヘッ
みたいなね・・・w
まず最初のステージをクリア!
標高差は1200m、現在の標高は1820m
まさに関西や東海では有り得ない数字。
いやぁ、それだけで達成感だ!
もう一つの乗鞍岳へ
登山口に着くと、そこは既にアルプスの美しさを見せてくれる世界だった!
標高1900m弱で、既に紅葉している。
今週末がドンピシャと思っていたけれど、その予感は的中していた。
さぁ、ここから2nd Stageへ移行だ!(サスケ風w)
1st Stage 栂池ヒルクライム【クリア】
→2nd Stage 乗鞍岳登山
3rd Stage 小蓮華山登山
Final Stage 栂池山荘まで下山(16時まで)
ということで、これからが本番!
さぁ、まずは標高差600mを登り、一つ目のピークを目指す!
しかし、その前に・・・
栂池山荘にてソフトクリームを頂きます!
ソフトクリームは、チャリダー補給の定番だけれど・・・
今回は『さるなし』という変わったフレーバー
どうもキウイフルーツの原種で、栂池名物なのだとか・・・!!
僅かな酸味があって爽やかなのだが、クリーミィーで独特のテイストでした。
最高に美味しかった!!
さぁ、それでは出発だ!
う〜む、本当に美しい紅葉だ!
今日は調子が良いのか、先ほどのヒルクライムの疲れは微塵にも感じない。
最初は白馬岳の展望が見事だったけれど、森の中に入ってしまった!
さすがに三連休ということで、他にも登山客が多く居たけれど、行列に並んで登るとストレスなので、ごぼう抜き!!
一心不乱に登って行くと・・・
雲海が周囲を埋め尽くしていた。
そして、所々染まる木々が堪んない・・・!!!
いずれも百名山で、いつか登りたい山々。
そ・し・て
白馬岳・紅葉・雲海の素晴らしさよ!!!
まさしく最高のシチュエーションを演出してくれていました。
半端なさすぎる!!!!
しばらく、この素晴らしい景色を堪能しつつ、そろそろこの補給も!
テテテテッテテーン!はい!さるなし〜〜〜♪
実は、たまたまリフト乗り場にあった売店で買っておいた!ドライさるなし!!
これが美味しくって美味しくって・・・
鉄分も豊富で、これを食べれば旅に出れる!と言われたほど重宝されたらしい。
確かに、これを食べていた時は、不思議と疲労が軽減されている気がしました。
この辺りで天気は快晴!!完全に雲の上の世界に来た。
そして、目の前に飛び込んでくる紅葉が本当に半端ない!!
美しいの度を超えてやばい!!もうひたすらにカメラが止まりません。。。
さてここで、ここまで一緒に来た「かいこ」さんからの打診が!
どうも先ほど登山中に転んだらしく、あばらを強打したとのことで、大事をとってリタイアするとのこと。
すごくすごく残念なのですが、致し方ありません。
待たせるのは悪いけれど、二人離脱して急登を進んでいく!
狭い道を抜けて、ゴツゴツした岩場を直登する感じで、ここが一番辛かったけれど
パノラマは抜群だった!!
雲海と天狗ヶ原が作る世界奥には雲海の中佇む、北信五岳の山々の稜線が相変わらず美しい!
そして、ずいぶんと岩場へ
森林限界も超えて、完全にピークは近い様相!
歩きやすい導線を探しながら、一心不乱に登っていきます。
今回の登山で思ったのは、この白馬大池経由のルートは、決して初心者向きではないということ。
足がすくむような場所こそないけれど、岩場がメインで急激な勾配があるので、大怪我につながる可能性を孕んでいる!
そして、この岩場を登りきった先には・・・
周囲を埋め尽くす圧倒的な雲海ハイマツと岩場の先にある美しき白馬岳
そして、その白馬岳へと続く北アルプスの稜線が見えてきた!
この時の達成感がこの上ない!!
自力で、北アルプスの稜線へと入ることができた。
まさに登山ツーリングの集大成的な試みと言えると思う。
そして一つ目のピーク!念願の乗鞍岳へ来たぞぉぉぉぉお〜〜〜!!
(え?違うって!?いいえ、合っているのです笑)
サイクリストの聖地「乗鞍岳」にあやかって、登山ツーリストの聖地に『白馬乗鞍岳』を認定します!!笑
〜続〜
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