2019年1月26日土曜日

【冬の東北・山形旅⑤】水墨画のごとき立石寺と、名残惜しい冬の東北

            
立石寺から眺める美しき奥羽山地!芭蕉が歩いた古刹の雪景色



名残惜しくも、満喫し尽くした銀山温泉を後にする!

大正ロマン漂う街並み、それが夜闇の中、温かく灯っている姿も





真っ青な空の下で、雪かきが行われながら佇む情景も、そのどちらもに趣があった。

すごく小さな温泉街なのに、そこに人を惹きつける魅力が凝縮されていると感じた大変素晴らしい場所だった!!


さて、最終日はどこへ行こうか?と考えていたけれど、初日に行くはずの立石寺へ行けていなかったので、丁度いい。

車を山形方面へ走らせる!





今日は昨日よりも天気が良くて、冬の東北、その美しさは車の中にいても
随分と鮮明に感じられた・・・。

月山、葉山、神室山、蔵王etc
山好きにとっては堪らない白く輝く東北の冬山が眼前に!

すごく爽快で、ここに住んでいたらどんなに楽しいだろう・・・。
これは旅したら毎回思うこと!笑

気持ちの良いバイパスを走り続けて1時間ほど、目的地の立石寺へ。




雪の名寺として知られているお寺だ!

静寂かつ美しい芭蕉が愛した「立石寺」
誰もが聞いたことがあるであろう、松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」の一節

「閑かさや岩にしみいる蝉の声」が詠まれた場所。



実際に訪れてみると、芭蕉のその心が分かるような気がした。

蝉の声はしない冬だけれど、静寂な参道のなかでポツポツ出る音が、この雰囲気に染み込んでいくような、そんな情緒が感じられた。






お寺全般に共通する雰囲気と言えど、この立石寺は、その気配が強く格別だった。

そんなどこか荘厳な山岳霊場を登りきれば、そこには素晴らしい東北山間部の風景が広がっていた。




美しき白銀の峰々と、この間に展開する集落や田畑。
人の営みと雄大な自然が調和した情景、美しくて本当に見応えがあった!

神室岳方面が美しすぎて・・・!!


雪×寺×山という立石寺ならではの唯一無二の景色。

山岳霊場の奥に神室岳を望む


岩肌の展開するお堂の数々


頂上までは凍結地獄だったけれど、何とか行って帰ってくることができました!
立石寺は思った以上に広くて、観光する上では時間に余裕を持っていてよかった。

お寺から下山してからは、名物のおやきとずんだ餅を堪能!



特に、ずんだ餅!豆とお餅?と思ったけれど、甘くて、仄かに枝豆のような香りの豆がお餅を進ませる!

おやきも、程良い塩味と香りがクセなる味わい。
おやつにピッタリでした!

旅の終わりに





さぁ時間は17時近く、車で山形空港へ戻ってきた。

三日間に渡る東北旅ももう終わってしまう。
そう思うと、とても名残惜しい・・・。

一意年前からずっと温めてきた旅だけに尚更だ。

2018年は夏の東北自転車旅(平泉・盛岡~青森)、そして今回の山形旅(蔵王・銀山温泉)

本格的に東北を旅するようになって日が浅いけれど、今までの旅の中でもトップクラスの絶景やグルメ、そして忘れられない思い出が沢山できた!












東北はまだまだ素晴らしい未知な場所があって、その数だけこれからの旅がある。

そう思うと楽しみでならないし、またその際に冬の東北や、この蔵王や銀山温泉を訪れることがあるかもしれない。

いや、絶対にある!!(確信)

だから、冬の東北はこの旅が先駆けと言うことで大事にしまっておこう。

次の旅へ向けて、その繋がるとなる最高の「冬の東北!蔵王と銀山温泉」編・完

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