2019年2月3日日曜日

【2019年1月雪山】青空樹氷と森林限界!恵那山を望む絶景の富士見台【前半】

            

本格的な雪山デビューの友人と一緒に、岐阜県の恵那山系の奥峰「富士見台高原」へ!




美しく咲き誇るカラマツの青空樹氷、変化していく森林限界と樹氷の稜線、たおやかに佇む恵那山など、これまでの雪山登山でも屈指の内容になったので、つらつらと。




とある日の早朝、高速を走らせて中津川方面「富士見台」へ

友人のsayくんとは、今年初の顔合わせ!「明けましておめでとう」が雪山とは、我々らしい・・・笑

彼とは昨年も色んなところに行ったけれど、今年も壮大な旅行計画もあるので楽しみだ!!

※少し振り返りを!
【2017年】
GW:阿蘇くじゅう旅(阿蘇~くじゅう連山~日田~中津)

お盆:東北山岳ツーリング(平泉、盛岡~八幡平~十和田湖~八甲田~青森~五所川原~弘前)

10月:オクシズ秘境ツーリング

11月:紅葉の小豆島&豊島旅

12月:竜ヶ岳登山ツーリング

【2018年】
お盆:北海道道東キャンプツーリング

年末年始:屋久島&南九州ツーリング


さてさて、そんな自転車旅のパートナーsayくんと雪山に来たのは、今回ようやく彼が雪山デビューをするから!!

・・・ということで

①靴慣らしに負荷のかかりすぎない山
②雪が楽しめそうな標高の山
③せっかくなら景色のよい面白い山が良い

という条件から、恵那山系の富士見台(標高約1800m)になったのです。

特に一番のポイントは、スキー客用のリフトとスキー場を経由しながら標高1600mまで楽々アクセスできるという点!!

まさかここまで高いところまで行けるロープウェイが近くにあるとは・・・!
雪山登山の為に各地のロープウェイ情報を頭に入れる必要がありそうだ!笑

さぁスキー場のふかふかな雪を少し楽しみ、高度を上げたら登山口の展望台へ。


1600mから眺めるスキー場の眺め!既に中々良い感じだぞ!!
この裏から登山開始!

女性らしい恵那山の美しさと、たおやかさ!


さぁ登り始めるぞ!ふかふかな最高の雪質のなか進んでいく。

今年一の雪質だ!ラッセルで足がはまっても雪が軽く、歩きやすい!
キュッキュッという雪山登山ならではの音も好き。

しばらくは雪の積もった舗装路が続く!実は、この富士見台は無雪期には神坂峠(約1600m)から登山が可能で、そこまでは舗装路でアクセスできる。

こちらも自転車で来てみたいところ!

さて、少し開けた区間に来たかと思えば、その道の横からどっしりと構える緩やかな稜線の山が見えてきた!

日本百名山の一角にして、岐阜県南部で唯一標高2000mを超える恵那山だ!!

白銀に輝き、山頂部に霧が漂うその様は、南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ヶ岳のように女性的。

まさに白衣の衣を纏っているよう!青空の青が少し映り込み、樹氷が咲き誇っている姿は遠目から見ても美しい。

前半からテンションが上がる雪山ならではの風景でした。

なお、この付近を見れば、前の人のトレースは無いことに気づく!
つまりは今日の登っている登山者のなかでは、私たちが初ということ。

雪山の楽しさは、こういう前人未到のところを進んでいくことにもあるですよね。

天気も良いことだし、素晴らしい山行になる気しかしない!

しかし、一つ気掛かりなのは、この辺りの木々に雪は積もっていないが、樹氷はあるのだろうか…?ということ。

圧倒的な青空霧氷の森!美しいを通り越した絶景の世界


しかし、そんな心配は杞憂だった。

太陽が上がってくる天気の中、もし霧氷があっても溶けてしまう!という思いで、スピードを上げて進んでいくと、その先に待っていたのは、、、

圧倒的に広がるカラマツの樹氷原・・・!!

一つ一つ存在感のある大きな木が真っ白に染まり、それが太陽の光に照らされて輝いていた。

その筆舌しがたい絶景に、思わず立ち止まらざるを得ない!

木の枝の細部まで雪を纏い、青空をバックにした美しさは、もう喩え様もない圧倒的な美しさ。



この感動が伝わってくれるだろうか・・・!!!
いやぁ、繊細な雪枝が幾重にも重なって、見れば見るほどに美しい。

信州の山に特徴的なこのカラマツだけれど、樹氷になると本当に化けることが分かった!
この調子だと、昨年の登山ツーリングで行った美ヶ原の方なども素晴らしいのではないだろうか??

いやぁ夢想は尽きない!

そんな、この素晴らしすぎる絶景を眺めていると、途中に二人組のパーティーと遭遇!
なんと!この林道ではなく上の稜線から見る霧氷も本当に素晴らしいんだとか!!
それでは帰りに通ろうかな〜(これは後半の記事にて)

写真も有難うございます!!まだ霧氷の世界は続いていく。

霧氷の世界から森林限界へ!富士見台が魅せる雪の稜線

霧氷のメインエリアは通り過ぎたけれど、それでも美しい木々の景色が続く!
何度出てきても感動するし、決して飽きることはない!
なんでここまで樹氷は人の心を虜にするのだろう・・・。

富士見台の大きな特徴の一つは、木々の多様さ。
それ故にタイプの違う3つの樹氷を見ることができるから、より樹氷に写真が捗る!

そして林道を進んでいき、とあるカーブを越える頃、いきなり現れる森林限界と樹氷に思わず声を上げる!!!

いやぁ凄すぎる、ぞ・・・!!
(これで3タイプの樹氷が揃った)

緑と白のコントラストなんて、あの屋久島・宮之浦岳以来の雪山の様相!
そして天気は快晴という最高なシチュエーションだ。

近づけば近づくほどに、その特殊性そして圧倒的な世界感を感じられる!

冬の、それも限られた条件でしか現出しえない、このファンタジーのような世界。
こんな雪山の世界に邂逅できたことに、歓喜せざるを得ない!!

間違いなく、これまでの雪山登山でNo.1の内容になることをこの時確信した!!


さて、それにしても、木には雪が積もるのに、笹原には何で積もらないのか、地味に気になるところ。風の影響なのか?

山上のキリタンポを発見!笑

凍てつく樹氷の森

樹氷と森林限界のファンタスティックワールド!

そして、登りきった先には・・・
杉樹氷の向こう側に中津川・恵那の街が思いっきり広がっていて、爽快すぎる!!!
この稜線に吹きすさぶ強風が、山のピーク近くに来たという野趣を高めてくれる。

振り返れば、恵那山の美しさよ・・・。
そして、こっち側にトラバースルートがある模様!
帰りに通ったけれど、こっちも半端なく良かった。

リトルモンスターも育っていた!まさか、この恵那山系で見ることができるとは!

山小屋のあるロケーションが最高すぎて・・・
帰りに利用させてもらいました!極寒の雪山の環境下で、室内を確保できるのは有難い限り。

さぁラストを迎えた!あのピークが今日目指してきた富士見台(標高1739m)

ここでも振り返れば、また恵那山が、どっしりと広がっている!!
恵那山自体は地味と言われるけれど、この山の山容は決して地味じゃなくて、むしろここまで存在感ある山はあるか!?というくらい!

いやぁどこを見渡しても素晴らしいのでゆっくりだったけれど、ようやくピークへと到達!
標高差はなかったものの距離は結構あったし、絶景すぎてここまでで既に圧倒的な満足感!!いやぁ、富士見台高原、半端なさすぎる!!

残念ながら富士山は見えないものの、充実した前半戦でした。
(というか、晴れれいても距離的に怪しい…笑)

後半もこの圧倒的な内容は続いていく!

〜続〜

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