ロングコースを登りきれば、咲き誇っていた氷の花
それも、こんなに清々しい青空ならば・・・!!
目の前には相変わらずどっしりと座る白山、そして乗鞍岳をはじめとする北アルプスや、御嶽山など。周囲の美しい山容を望む。
能郷白山の稜線は、たおやかで広大!緩やかな雪原がのびており、そこを自由に歩くのが楽しいところ。一緒に登っていた今井さんを待つ傍ら、山頂付近を少し散策してみることに!
そして南側へ行ったとき、少し目を疑った。なんと樹氷が残っていたのだ・・・!
気温も暖かく快晴という天気だったのに意表を突かれた感じ!嬉しい誤算だ。
しかも、その樹氷は厳冬期の真っ白なものとは異なり、氷となってキラキラと輝いている!まるで宝石のように美しくて、どこか儚さも纏っていた。
ガラスが地面に落ちるように、時間が経つごとにパリパリと樹氷が落ちていく。
「あぁ、これで雪山は終わりなんだなぁ」と、どこか物寂しさを感じるシチュエーション。
樹氷が花開いてから花弁を落とすまで、雪山を楽しみつくした今シーズンが一連の映像として蘇るよう!
そして
樹氷と冠山のコラボレーションにしびれる!!
これぞ雪山という景色が素晴らしい。
まさか、4月中旬の山でこんな雪山の情緒を味わえるとは・・・
合流した今井さんも嬉しさのあまり
こんなポーズに!!!笑
そして、しばらく山頂付近でゆっくりと過ごした私たちだけど、そこで雪山の違った楽しさを知る知ることになる!
まず「雪が溶けかけた道はザグザグして面白い!」
そして「樹氷はおやつ(水分補給)」!!
なんと水分補給が足りていなかった私たちは、樹氷を取ってこうしたり・・・
そのまま頂いたりと・・・!笑
足りなくなった水分を補給!
樹氷は、天然の氷でとても美味しかった
どんな楽しみ方やねんって感じだけど。。。笑
このおかげで下山まで水分が足りたと言っても良いくらい!!
そして最後は「草についた氷を蹴るとストレス発散」!
写真はないんだけど、草氷!?とでも言えば良いのだろうか??
草にまとわりついた雑草を蹴って、氷が落ちる音を楽しんだり
・・・という感じで、独特?な雪山の楽しさを開拓しました!
それでは引き続き、山頂付近の風景から
西南稜を進む!このスケール感・・・!!
能郷白山までのラスト区間を遠目から
これを登ってきたと思うと恐ろしい(笑)
前山方面も雄大だ!
3月に登った福井の名峰「銀杏峯」と「部子山」の二座も!
ハート型の崩落を発見!でも茶色なので、きたねぇ💧笑
その一方やはり、最期の樹氷の姿が美しくも可憐・・・。
何度も何度も、その輝きに見入ってしまう。しかし、この姿も今日までだろう!
樹氷をこの上なく堪能したシーズンにふさわしい、本当に感動的なラストだった!!
それでは下山と行こう!何と言ってもまだ8km以上は残っていのだ。
しかしまず現れるのは、あの急登!少し怖いけれど、結果として
ヒップソリならぬ「ガチヒップソリ」で思いっきり滑り台を楽しみました!!
いやぁ前山にダイブしていくような感覚と、白山を横目に滑られるなんて最高すぎ!!
もう一回滑りたかったけれど、あの急登を再登坂はね。。。
ということで、これまた雪山ならではの遊びを楽しんで平坦な稜線へ
しかし、これが長い・・・!!しかも、雪が溶けかけて、残雪らしい踏み抜きで体力を奪われます。。。
いやぁ甘くないね!
けれど、景色が見応えありすぎなのが幸いなところ!!
立ち止まったりゆっくり進みながら、最後の最後まで、能郷白山から見られる世界を味わい尽くしました。
そしてようやく前半の尾根へ!ここではもう朝より雪解けがかなり進んでいて、雪山の終わりをひしひしと感じられるところ
だからせめても、トレースにこだわらずルートを自分で決めたり、ショートカットしながらフカフカの雪のところを選り好みするなど、雪山らしさを満喫しました。
しかし、麓の降りてきたらきたで楽しみも!!
それは春の訪れを知らせる花や野草たち。
雪解けから開花が進み、可愛らしいその姿に、とても癒されました・・・。
いやぁ一度に雪山から春山まで楽しめなんて最高すぎる!!!
ということで、今シーズンラストの「能郷白山」への雪山登山は終了。
暖冬と言っても、なんだかんだ言って雪は結構あったし、特に樹氷と雪稜の世界に本当に心をかきたてられた今シーズン!雪山としては15座弱といったところ。
👉こちらにまとめています
【振り返り】2019年の雪山登山!青空×樹氷の景色を堪能し尽くしたシーズン
個人的にも目標の山行数を超えられた達成感もあるけれど、何より「雪山が普段私が出会う世界の中で一番美しい」ということを再認識できた!!だから、やはり止められない雪山登山!さぁ来シーズンはどこに登ろうか??
〜完〜
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