下五島の後半戦！大自然を駆け抜けて、辿り着いた奇跡の海
にしても、まだまだゴールまで半分以下の道のりだ。時間的に決して余裕はない。
ここから、山岳区間が終わりを迎える荒川温泉までの区間をいかに早く抜けられるかが鍵になる。
その一方で、前半のアップダウンそして大瀬崎を乗り越えてきたことが大きな自信を生んでいた！まぁいつもそうなんだけれど「行ける行ける！」と意気込めば、大体どうにかなる！
身体は疲れているはずなのに、不思議と気持ちが乗り、巡行スピードがぐんと上がる！意外とサイクリストあるあるではなかろうか？
それに加えて五島は道が良い。離島ならではの行政財源のおかげらしいのだが、同じ県の長崎市と比べると天と地の差！
長崎は路面がボロボロなのに、五島は路面がすこぶる良く、しかも道が広い！！だから最高の走り心地であって、そこが気持ち的にも物理的にも推進力になっているかもしれない。
相変わらず自然の趣がある風景を楽しみ、2つほどアップダウンを越えたら、ようやく荒川温泉へ！足湯で脚をほぐしながら、休息できるので有難い。
そして暑い日中にはコーラで補給が最高だ！！
地元の人、観光客、行きついた旅人が会する足湯ってなんだか良い。
親切なおばさんが、この先の道を教えてくれた！これから先、特に感じることになるけれど、五島の島民性なのか、しゃべりかけてくれて、とても温かく迎えてくれる人が多い。五島の大きな魅力の一つ。
さて、そうしてゆっくりしていたら、天気が良くなってきた。
まさに天気予報通り。そして実は、荒川温泉を越えてからが福江島のハイライト区間になる。そういう意味で本当にジャストタイミング！！
日本一美しいと言われる浜辺「高浜」の絶景
さぁ脚が軽くなる！だって天気が晴れるのを心待ちにしていたんだもの。そして迎えるは本日一番楽しみにしていた浜辺のエリアだ。トンネルを二つほど越えて、国道から外れていけばまず第一の目的地がある。
そこにたどり着く前の道を走っているときから、既に声を上げざるを得なかった！！
「うわぁぁああああああ～～～～～！！！」
遠浅の浜辺と海、そこには本当に美しい情景が広がっていた。
今日一番の海の色だ。
晴れるだけで、こんなにも色が変わるものなのか！！
思わず波打ち際へダッシュしてしまう。5月を迎えた今日この頃、海へ入るには適した気温になってきたのも嬉しい。
いやぁ、半端なく気持ち良いし、何度見てもその海の色と透明さに心躍らされる。
そんな場所を貸切という五島のポテンシャルすごすぎる・・・！！
そして5月は本格的に山が新緑の染まるシーズンでもある。
海と山の対比を見ても美しい！
いやはや、ここまで五島1〜2.5日目まで、あいにくの天気でその真髄に触れられなかった「五島の海」。その醍醐味を、ここぞとばかりに味わうことができた。
最高の景色と爽快さをありがとう！
このビーチからトンネルを一つ隔てたところに、実は五島で一番有名と言っても過言ではない「高浜海水浴場」がある。
こちらはこの立地から、多くの観光客の姿があった。
頓泊・・・地元の穴場
高浜・・・観光客が訪れる屈指の名所
といったような感じだろうか。
ちょうど西日が差していて、先ほどまでとは違う趣があった！
しかしながら、評判ほどではないような？浜にいる時はそう思っていたけれど、それが見る角度を変えれば、思いっきり違った見え方をするのだ。
「魚藍観音展望所」に行く途中の登りから
高浜の海の美しさが飛び込んでくる！！
「うわぁああああああ〜〜〜〜！！！すげぇぇぇええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！」
半端ないエメラルドブルー色の海が広がり、それが周囲の地形と組み合わさり、唯一無二の景色を見せてくれる。
そんな絶景に感動して、写真をパシャパシャしていたら、一台の車が止まって、中から若いカップルが登場！
「どこから来たの？」という定型句から盛り上がる、旅の一期一会。
こうやって車を降りてまで喋りかけに来てくれるあたり、五島の人の温かさを感じさせてくれる。
「五島は今までで一番いい！！」と私たちが言ったことについて「なんか、自分が褒められているみたいでめっちゃ嬉しいわ〜！」と満面の笑みを浮かべるお兄さんが印象的でした。
写真まで撮ってもらいました！こういう思い出が、いつまでも旅の記憶を彩ってくれる気がする。
そしてようやく高浜と頓泊を一望する魚藍観音展望台へ到着！！何度見ても絶景だ。
いやあ、回復した天気でこの場所に来ることができて本当に良かった。
五島の海は、沖縄を超すとまで言われるが、その理由を目に焼き付けることができました。
絶景との出会いだけでなく、人との出会いも多い五島の魅力。
いままで走ってきたどの島でも味わうことができない旅。
五島列島を旅先に選んで本当に良かった！！
いままで走ってきたどの島でも味わうことができない旅。
五島列島を旅先に選んで本当に良かった！！
～続～
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