圧倒的に綺麗だった五島列島「奈留島」を後に、再び福江島へ。
15時ごろのフェリーに乗り、今朝までいた福江島へと戻る。本当は次の中通島に行こうと計画を立てていたのだが、便はなんと明日のお昼過ぎ。なんと一日に一本しかない。
奈留島は今日一周を完了したし、なるべく早く中通島に入ろうと思えば、再び福江島に戻ってから明日の早朝便に乗る方が早い。
わかりやすく整理するとこんな感じ!
②【今日】奈留島16:00→福江島17:00、【明日】福江島8:00→中通島10:00
ということで後者を選択したわけだが、もう一つ大きな理由は、昨日早朝にお世話になった「スミ子さん」の存在だ。
お宅で朝食をいただいた際、明日あさってでも良いし、いつでも遠慮なく泊まりにおいで。と言ってくださっていた。
優しさに甘えてしまって申し訳ない気もしたが、こうした旅先の一期一会を大事にしたいし、なんだか再びお会いしたくなっていた。あの時は福江島一周をするために、あまり時間を取れなかったのもある!
まさかあの言葉を私たちが真に受けるとは、予想だにしなかったかもしれないけれど・・・(笑)
しかし早速早速電話して、今日宿泊させていただけないか?と聞いたところ「もちろんOK!」と、即了承。これにはこちらも少し驚いた。
季節はGWとなり、日が長くなっている。福江島へと戻る道中でも、海の青さは健在だった。
清々しい船旅は、都会で暮らす私にとって、非日常と癒しを補充してくれるかけがえのない時間。青い海を眺めていると、日頃の悩みがなんだかどうでもよくなってくる。
そして17時過ぎ、福江島に戻って私たちだが、スミ子さんのお宅へ伺う前に、ひとっ走りしてみた!行き先は2日目、あいにくの天気だった「鬼岳」だ。
さすがの快晴日。日没間際というのに、色鮮やかな風景が眼下に広がる。「鬼岳って駐車場ですら、こんなに景色が素晴らしかったんだ!」
駐車場まで来たら、山頂まではあと少し。木々の生えないスコリア丘という地形で、ひたすらにパノラマが開けている。その開け具合ときたら、まさに360度・・・!!
だからこそ、はしゃぎまくってしまった!!(笑)大の大人が、こんなに走り回ってジャンプしまくっても誰にも迷惑がかからない「鬼岳」って素晴らしい。
ヘッドスライディングしても痛くない。宙を飛んでいるような写真も撮れる(盛れる)!!(笑)
さぁ、最高な一日のエンディングを楽しんだら、スミ子さんのお宅へ一直線!この下りがまた気持ち良いのだ。
そして・・・
だから、横では次郎ちゃんが気を引こうと必死!(笑)
そして事前に調べていた、鬼岳からの絶景パノラマをようやく眺めることができた。雨の初日、曇りの二日目だったから、三度目の正直!そういう意味でも感無量だった。
瀬戸内の多島美と、阿蘇を彷彿とさせる長閑な田園風景。それらが隣り合っているような、独特な景観。都会でありふれているような人工音は皆無。ただひたすらに心地よい風が吹き、草原を優しく撫でていく。
瀬戸内の多島美と、阿蘇を彷彿とさせる長閑な田園風景。それらが隣り合っているような、独特な景観。都会でありふれているような人工音は皆無。ただひたすらに心地よい風が吹き、草原を優しく撫でていく。
何気ないこの時間が、福江島の自然のポテンシャルの高さをうかがわせてくれる。
中でも見とれてしまったのは、草原の先に佇む、福江島の最高峰「七ツ岳」の山容。ほのかな夕焼けに映し出されていた。まさにフィルム映画のような優しい色。
暮れ行く空とともに、今日を思い返し、充実感に浸る。今日も日の出から日没まで行動し、ひたすらに美しい景色を味わい、そしていろんなイベントに遭遇しながら駆け抜けてきた。まさに満点という内容の、五島列島旅の中日。
いやぁ、ゴールが近いと思うと、なんだか急にお腹が空いてきた!
18時半ごろスミ子さんのお宅に到着。次郎ちゃん、昨日ぶり!もう飛びつかんかの勢いでお出迎えしてくれた(笑)
そして食卓にはご馳走を並べ、スミ子さんも朗らかな笑顔で迎え入れてくれました!福江島でとれたお刺身や、畑で栽培している農作物など。五島の恵みがたっぷり。腹ペコな私たちは歓喜!
すでに実家に帰って来たような安堵感。これは温かなスミ子さんのお人柄ゆえだろう。朝には話しきれなかったいろんな話をした。
・スミ子さんの悠々自適な暮らしや次郎ちゃんのこと。
・スミ子さんが五島に移住した話。
・私(25歳)と友人(40歳超)の関係性や旅のこと。
などなど。お互いがお互いの話を深掘りしていくので、気づいたらいつの間にか夜中。時間を忘れて談笑に耽ってしまっていた。これぞ旅の醍醐味だし、こうした記憶がいつまでもその旅を鮮やかに彩ってくれると思う。
だから、横では次郎ちゃんが気を引こうと必死!(笑)
ということで五島3日目が終了。いやぁ本当に濃く充実している旅だ。何よりストーリーがつながっている。明日はどんな出会いがあって、どんな風景が見られるだろうか?期待感に胸を膨らませながら、心地よい疲れとともに床に就いた。
〜続〜
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