それでは中通島の南西部から、若松島と日島を目指す!美しい海岸線の旅
米山展望台を後にしたら、ぐーんと海岸線まで降りてくる。初夏の日陰を抜ける空気が気持ちいい。するとたちまち、青く輝く海が見えてきた!五島列島を旅していると、絶景に対する感度が上がる。
食後は土井浦教会へ。サイクリングの途中、しばし教会堂のなかで静寂に耽る。
そして進路を一気に西に取る。二輪乗りたるもの、先端とか道の端とか、そういものを狙いがち。
美しい五島の海を見渡しながら、適度なアップダウンをこなす。季節はまだGWの初夏。
そして、えび屋を出てから約1時間、日島へと到着する。するとそこに待っていたのは、途方もなく美しい海。
自転車であれば、その度に立ち止まって撮影することができる!この旅スタイルのアドバンテージだ。
五島列島・主島のうち最北の中通島。その西側の桐集落を走る道は、五島のハイライトと言えるエリアだった。
一番印象的だったのは、次々と変わる海の色。桐教会の周辺までくると、透き通ったスカイブルーから、エメラルドグリーンの風景を見せてくれた。
周囲の樹林が映り込み、遠浅の入江の色を緑へ。
早朝、漁から帰ってきた船が、浮いているようにも見えるぐらい。丘の上に立つ桐教会との、調和もいい。
終始感動の連続で、進むごとの道の風景を楽しんだ。
後半に差し掛かると、若松島とつながる「若松大橋」を見えてくる。
次の導線がみえてくると、旅へのモチベーションとギアが上がるのは、自転車旅ならでは、だ。
離島では普通かもしれないが、この漁村景観がいい。日本の昔ながらの良さ、そしてその雰囲気を残す離島。
現地を肌感で楽しむ旅においては、自然とシンプルな方向へ回帰する。普段自転車に乗っていると、無価値(と思われがち)なものが、価値と気づく。
さぁ、また一つ、自分の旅行地図を広げていく瞬間。若松島へ。
(写真が捗りすぎて、全然進まない...笑)
五島ブルーのピットホール
白い橋の欄干が映える!!
そうして、若松島へ入ったら、まずは腹ごしらえ。実は、とっておきのグルメスポット情報を事前に仕入れていたのだ。
それは、えび屋の「ウニ丼」。
というのも、大学時代の後輩が、五島列島出身で、昔よく家族で食べにいってたらしい。食事処だが、調べてみると民宿として検索結果がでてくる。
知る人ぞ知る店というのは、総じて名店。
甘いウニがたっぷりと乗って、濃厚さが口に溶ける。これほど美味しいウニを食べたことがない!
これは北海道以上かもしれない。自転車で体力を消耗していたこともあり、ペロリと完食した。ご馳走様でした!
島の至る所に教会がある五島列島サイクリングならではの楽しみ方。
現地の自然風土を体いっぱい味わいながら、信仰文化にも触れる。あぁ、満足度の高い旅だ。
日島(ひのしま)という小さな島まで走る道だが、ここのポテンシャルには驚いてしまった。
爽やかさMAXでぐんぐん駆けていくのが本当に気持ちいい。
こういう道に出会うと、疲れなんて忘れて走ることに没頭できる。自転車乗りって単純な生き物だよね。
もう叫ばざるを得ない感動と充実感。。
この宝石のような海こそ、五島列島が沖縄にも匹敵すると言われる理由。誰もいない楽園のごとき風景を前に、思わず腰を下ろしてしまった。
さぁ、五島列島4日目も折り返しだ。ここから怒涛のスプリントで、本日泊まる矢堅目を目指す。
〜続〜
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