南アルプス登山二日目は大自然の起こす逆転劇に魅せられる!!
半端ない逆転劇をご覧あれ!! |
テント泊になると必然的にそうなってしまう。
しかしながら、昨日は寝るのが早かったからね!
頭痛も取れていて一安心。
標高は2000mで、さすがに9月ということで気温は10度くらいまでには落ち込む。
そんな中、ガスバーナーで鍋焼きうどんを食べながら、空を見上げると
美しい朝焼けが広がっていた・・・。
うん、山の朝はこういう景色がプレミアムだ!
さぁ、今日は続く二座目の『甲斐駒ヶ岳』へ登る!!
昨日の仙丈ケ岳より少しきついと言われる山。
帰りのバスの時間もあるし急がないと!
ということで、6時半には荷物を纏めて出発だ。
秘境の様相の沢道&仙水峠へ
甲斐駒ヶ岳へは、おおよそ二つのルートがある。
一つは双児山というピークへ登り、尾根伝いに進む道。
もう一つは、キャンプ場からしばらく沢伝いに進み、岩場をトラバースし甲州を俯瞰する仙水峠へ至る道で、こちらが山の情緒を堪能できる良きコースでした!!
沢沿いには、人工的にせき止めた場所があるんだけど、これが北海道の青い池に比肩する美しさ・・・。
沢沿いの樹林帯は静寂で、うまく表現できないんだけれど何だか好き!
野趣があるとでも言うのだろうか・・・
苔むす森も、樹林帯の景色に深みを与えてくれる!!
こうして、とても緩やかで気持ちの良い森を堪能していると
岩場地帯へ入ります!
後ろを振り返れば、昨日登った仙丈ケ岳方面だけど、雲に覆われている!
自分たちが向かう甲斐駒ヶ岳も、ガスに包まれており、これからが心配なところ。
しかし、ピークまで行くと決めた以上、それだけは貫くぞ!と意気込んで進んでいきます。
そして、甲斐駒ヶ岳と栗沢山の分岐となる仙水峠へ辿り着くと、そこには・・・!!
半端ない雲海が広がっていた!!!
山に抱かれた甲州を埋め尽くす雲海、そのスケールと言ったら・・・
決して天気は良くないし、これからどうなるか分からないけれど、そんなマイナスな心を慰めてくれる素晴らしい景色でした。
めげずに頑張ろう!!!
急登を登り、甲斐駒ヶ岳へ足を伸ばした先に
ここまで、ほとんど標高差はなかったけれど、ここからは一気に稼いでいく。
ひたすら急勾配の岩場だ!
体力を使うし、何より危険!(特に下りが・・・)
なので登りでまだマシだったけれど
景色は変わらないし長い!!
しかし、後ろを振り返り望む栗沢山の山容が素晴らしい。
紅葉も進んでいて、なだらかな外形でどっしりしている!
この辺りの山は全てガスに飲まれていましたが、この山だけは見ることができた。
日が当たっても、また違う表情になる!
どうも他の登山客の方のお話では、この栗沢山は天然水のCMで宇多田ヒカルが登ってから人気が出たらしい。水の山なのだとか!
そんなこんなで進んでいくと
ガスの充満が進んできた〜〜〜!
ありゃ、予想した通りだった。
ここからは苦行でしかない!
風は強いわ、気温は低くて手がかじかむわ、何も見えず急登が続くわ・・・
しかし、ここまで来て引き返すという選択肢はないし、とりあえず一心不乱に登るしかない!
ということで6合目の駒津峰へと到達!
標高は2750mで、甲斐駒ヶ岳へまで後200mちょい
もう止まっていても仕方ないので進もう!
絶対晴れていたら素晴らしい展望だろうに・・・
という尾根沿いの岩場を進んでいく。
正直テンションはガックリ・・・
昨日も素晴らしいと言える天気ではなかったし、今日もか…
そんな気分に打ちひしがれながら、適当に風を凌げるところで金ちゃんヌードルでも食べて、進んでいくと
お!
おおおおーーーーーーーー!!!!!!
よっしゃああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
なんとここで晴れました!!!!!!
やばい!すごい!!!!最高だあ〜〜〜!!!!!!!
〜続〜
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