鈴鹿山系を代表する御在所岳のマイナールートへ
「一ノ谷新道」は、これまでの中でも有数の険しい雪山ルート!
この雪山ならではの半端なさが楽しい・・・!!
こんにちは、ゆうへいです。
とうとう2月へ突入!そろそろ冬も折り返しに入りますね。
私は相変わらず雪山三昧!この時期でも自転車へ乗っていた昨年でしたが、今シーズンは完全に雪山登山にシフトしています。
というのも、双方を天秤にかけた時、圧倒的に雪山の方がメリットがあるから!!
寒いのは両者共通だけれど、景色の良さ、シーズンを楽しんでいる感が段違い。
しばらく雪山登山が中核を占めますが、2月には初春の自転車旅も行うので、その記事もお楽しみに。
さてさて、前置きが長くなったけれど、今回は鈴鹿の御在所岳へ!
昨年9月に地元の愛知へUターンしてきてからというもの、一番近いのが、この鈴鹿山系。
標高も1000mちょっとと登りやすい山が多いのに加えて、日本有数の豪雪地帯に連なるため、比較的雪が多い!そして鈴鹿の山の最大の特徴は、その景色の良さ。
今回もそれを大いに味わえる内容になりました!!
過酷すぎる一ノ谷新道へ
早朝、車を一時間走らせ、御在所岳の登山口へ!
時間は午前8時で、まだ早い時間だったけれど、既に多くの車が止まっていた。
雪山登山者は、寒い時期でも早朝に出ることを厭わない!(自分たちも同じ…笑)
駐車場からすぐのところに御在所の中登山口!
最初は、実はこちらから登ろうと思っていたんだけど、ちょうどその直後に進んできたベテランの登山者に挨拶する中で
「お〜、中道行くのかい!そっちで合ってるよ!私は一ノ谷新道へ行くんだけどね。多少急だけど、危ないところは一つもないんだよ」
と言う話を聞き、急遽プラン変更!
一ノ谷新道へ。
この時、しっかり事実を分析しておくべきだった・・・!笑
中道が2時間半の対して、こちらだと1時間半というコースタイム
どう見てもトレースが少ない
進んでいくほどに段差のあるアスレチック的な尾根が続く
けれど、雪を被った木々、そして青空が「進んでいけ!」と言っているんだから、仕方がない(笑)
途中、最初のおじいちゃん以外に、もう一人の登山者の方と遭遇し、これで我々を入れて四人!
実は、先頭の赤いリュックを背負った人が、この一ノ谷新道の本日最初の登山者だった。
ということで、先頭がトレースを作りながら進み、疲れたら休憩。
その間に2番目が先頭を代わりトレースを作りながら進み、疲れたら休憩。
その間に3番目が先頭を・・・(無限ループ!w)
という雪山ではたまになるシチュエーション!笑
学生時代に登った武奈ヶ岳がそうだった!!
こういう時は、登山者同士、たいてい仲良くなる(笑)
登山者同士、登頂というクエスト達成に向けて、一時的に冒険パーティーを組む感じ!
なんかゲームとかアニメの世界みたいだ!
もちろん雪の深さも大変なんだけれど、一番やばいのは急斜面のトラバースや、コースの不明瞭さ!
えっ!?ここ進むの??えげつねぇ〜〜〜!!という箇所が3箇所ばかり。
雪質が良いから、脚を固定できるから、何とか滑落は免れるけれど
恐怖感がハンパない!!
いやぁ、自分でもよく進んでこれたなぁ〜というデンジャラスな区間。
そりゃ一ノ谷新道、冬季の登山者が少ないわけだ・・・。
しかし、こういうやばい区間を乗り越えた先には
御在所岳の岩壁を望む絶景!
上を見れば樹氷も咲き誇っており、何とも美しい。そして爽快!
加えて、登山者同士の絆が深まりました♪
特に、最初先頭を進んでいた「今井さん」は、私と近い年代で、雪山や登山トークで盛り上がり、そして登山に対する趣向が近いということが判明!
本日の出会いを経て、近いうちに我ら『登山ツーリング部』へ来てくださることが決定しました。笑
一期一会だけど、何があるかが分からないのが登山だよね!
さて、そろそろ7合目を過ぎたという辺りだろうか?
段々と雪が深くなってきた!
深いところだと腰まで埋まってしまうほどの雪!!
今年は暖冬とか言ってたじゃねーか!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
(非常に嬉しい・・・w)
・・・ということで、進んでは崩れ、中々進まない豪雪に悪戦苦闘しながらも、気づけば既に標高1000m周辺!
そのラストで、溶けかけてはいたけれど、樹氷がお出迎え!!
溶けかけだと雪がササクレみたいになるところが面白い!
さぁ、清々しい天気の中、過酷なルートを乗り越えてゴールだ!!樹氷咲き誇る朝陽台
その別天地ぶりに驚いた!!
一面に青空が広がり、咲き誇る樹氷原と氷瀑がお出迎え!
朝から快晴だったので、樹氷は残っていないかも!?と思っていたが、そんなことはなく、むしろ最高のシチュエーション!!
最高点へと行きたいところだけれど、御在所ロープウェイのあるこちらの朝陽台の方が樹氷が多いので、最初にこちらを巡ることに!
そこに広がっていたのは樹氷の回廊!
どこまでも真っ白に染まった雪並木が続いていて、さながらそれは冬に咲き誇る桜のよう。
青空と樹氷は本当に映える!これが見たくて雪山に登っていると言っても過言ではない!
そして樹氷の向こう側には鈴鹿山脈が雄大に広がっている!
彼方に見えるのはセブンマウンテンズの一角「釈迦ヶ岳」
・・・と言うか、藤原でも霊仙でも思ったことだけど
高々標高1000mちょっとの山の集まりで、これほどのスケールとは!!
いやぁ半端ない!
そして鈴鹿の山と樹氷を一緒に撮れることが最高すぎる・・・!!
右手には平野部も望むことができて、鈴鹿の山ならではの絶景だ!
本当に最高の時に雪山へ登ることができたし、今シーズンの鈴鹿登山は4座、すべてが最高の雪山ばかり。
特に御在所岳は、あれほど過酷なルートを登りきったからこその感動もある。
〜続〜
0 件のコメント :
コメントを投稿