白銀の超級山岳の世界へ 「雪の武奈ヶ岳」
本日は、かねてからずっと行きたいと思っていた比良山系・最高峰の武奈ヶ岳(標高1214m、滋賀県高島市)へ行ってきた。
(本日のコースはこちら)
- 今年はどこもバカ雪で、山なんて相当ヤバいだろうし
- 無雪期の武奈ヶ岳へ登ったことないからルートが不安
- ろくな装備がない
- 一人で大丈夫だろうか?
など不安は山積みでしたが・・・(笑)
こんなに天気が良いのは今日ぐらいだし、他の登山者おるから付いてったらええやん!(笑)って直感で敢行!!
結果、初めての超級雪山を味わうことに。
過酷な山行になりましたが、その分、そこには素晴らしい世界や景色が待っていた・・・。
結果、初めての超級雪山を味わうことに。
過酷な山行になりましたが、その分、そこには素晴らしい世界や景色が待っていた・・・。
超級雪山登山開始
今回、登りに行く「武奈ヶ岳」があるのは滋賀県西側(湖西)の比良山系。
私が下宿していた京都から一番近い山岳地帯である。
就職が決まり、京都を離れることが決まっていた私にとって、この最寄りの山岳地帯を登らないわけにはいかなかった!!
「京都を離れる前にこの一帯を楽しみ尽くすぞ!!!」
さぁ、まずはお決まりの鯖街道からスタート。
私が下宿していた京都から一番近い山岳地帯である。
就職が決まり、京都を離れることが決まっていた私にとって、この最寄りの山岳地帯を登らないわけにはいかなかった!!
「京都を離れる前にこの一帯を楽しみ尽くすぞ!!!」
さぁ、まずはお決まりの鯖街道からスタート。
花折峠を過ぎると、−5℃という表示が!
寒すぎとかいうレベルではない・・・。笑
しかも路面凍結が「原付」には厳しいです。笑
そう!原付!!
これが一番リーズナブルなので学生という身には使わざるを得なかった!笑
スピード出さず、足でブレーキかけながらなら意外と行けます♪w
さあ朽木に差し掛かり、集落が見えてきたら登山道はもう間近。
登山口の雪の量に驚愕!!笑
軽く100cmは超えているだろう。
序盤は足跡をトレースするだけなので、足はめちゃくちゃはまるけど意外と楽!
体力より好奇心の方が勝り、どんどん進んでいく!
いやぁ、本当にアドベンチャー感がすごい!!
するとスタートから30分後、数人の登山客が立ち往生していた。
話を聞いてみると、登山道がなく自分たちで作っているそう。
つまりここから前人未踏エリアです!
若者ということで加勢してよ!と言われました(笑)
先頭をいくこの方と、後に来られた方、そして自分
この三人が交代交代で登山道を開拓して行きます!!
しかし、先頭を引く役割は、雪にもろに埋もれながらの登山で本当に大変だ・・・
しかし、先頭を引く役割は、雪にもろに埋もれながらの登山で本当に大変だ・・・
いやあ、まじでシンドいです。
雪が深すぎるし、傾斜がえげつないので全然前に進めない・・・。
しかし、雰囲気は好きだし
何よりアドベンチャー感が半端ない!!
帰れるのか??という心配は置いておいて無我夢中に進みます。
そして、進んだ先には青空と雪山の織りなす美しすぎる景色が待っている。
なんて美しいんだ!!!
息を呑む絶景の連続が続く。
そして程よく汗をかいて風が涼しく・・・心地よい。
非日常の「雪山」という世界を探検する楽しさ、素晴らしさを大いに味わう。
圧倒的に好奇心を刺激する絶景のアドベンチャー
「これが雪山登山なんだ」と実感!!
息を呑む絶景の連続が続く。
そして程よく汗をかいて風が涼しく・・・心地よい。
非日常の「雪山」という世界を探検する楽しさ、素晴らしさを大いに味わう。
圧倒的に好奇心を刺激する絶景のアドベンチャー
「これが雪山登山なんだ」と実感!!
しかし、スタートからすでに3時間が経過・・・
「いやぁさすがにキツい・・・!」
雪がない時期ならば本来山頂にいておかしくない時間だけど、思いがけない豪雪に苦戦し、まだ中腹の御殿山にすら至っていません。
この時点で先頭集団は、自分と前に登っていた方の二人だけに!
雪がない時期ならば本来山頂にいておかしくない時間だけど、思いがけない豪雪に苦戦し、まだ中腹の御殿山にすら至っていません。
この時点で先頭集団は、自分と前に登っていた方の二人だけに!
先頭を交代しながら進む!!
前人未踏を切り拓く先頭は、疲労度が半端ないのです・・・。
疲れたら交代し、助け合いながら登ります!!
うん、なんだかロードレースと似ているような・・・(笑)
若者である自分は当然ですが、ペアの方の体力が凄い!!!
一緒に登ってくれなければ、自分もまずゴールには辿り着けなかった。
まさにニコイチだ(笑)
さて、先ほどの登りを終えると開けた地点へ。
一瞬、まず目指していた御殿山かと思ったけれど違いました・・・泣
一瞬、まず目指していた御殿山かと思ったけれど違いました・・・泣
とはいえ、結構登ってきたんだなぁ〜と・・・
滋賀と福井の県境の山々が望むことができる。
滋賀と福井の県境の山々が望むことができる。
振り返ると、一体のアイスモンスターに遭遇した!
なんとも幻想的な光景で感動・・・。
ここに来て木々が少なくなり一気に眺望が開けるので、また変わった雰囲気となる。
そして急登がなくなるので有難い!
やっと息を持ち直すことができます。
そして、ここで武奈ヶ岳の名称の由来である「ブナ」の森林へ差し掛かる!
よっしゃ!!ラストスパートだ!!
ここに来て木々が少なくなり一気に眺望が開けるので、また変わった雰囲気となる。
そして急登がなくなるので有難い!
やっと息を持ち直すことができます。
そして、ここで武奈ヶ岳の名称の由来である「ブナ」の森林へ差し掛かる!
よっしゃ!!ラストスパートだ!!
とはいえ、積雪が多すぎて木の先っぽしか出ていないという状況!
森林という感じではない。笑
フッカフカの雪、そしてブナの枝をかき分けてズンズン進んでいく。
これが楽しいのなんのって!!
森林という感じではない。笑
フッカフカの雪、そしてブナの枝をかき分けてズンズン進んでいく。
これが楽しいのなんのって!!
そして4時間後、ようやく本日のゴールの御殿山(標高1097m)へ到着しました。
おおー、武奈ヶ岳が見えるぞ〜!良い景色・・・。
じゃなくて・・・!!笑
あまりの雪の多さに時間切れで、とうとう今回は山頂に行くことができなかったのです。
とはいえ、ここまででも大いに満足。
超級の雪山登山をめっちゃ楽しむことができたからね!!
そして登りきった人しか見られない景色もちゃんとあるからです。
美しき雪山の世界だ・・・。
御殿山は360度どこで絵になる風景が広がっている!
じゃなくて・・・!!笑
あまりの雪の多さに時間切れで、とうとう今回は山頂に行くことができなかったのです。
とはいえ、ここまででも大いに満足。
超級の雪山登山をめっちゃ楽しむことができたからね!!
そして登りきった人しか見られない景色もちゃんとあるからです。
美しき雪山の世界だ・・・。
御殿山は360度どこで絵になる風景が広がっている!
比良山系の向こうには琵琶湖まで拝むことができた!
目の前に広がる圧倒的パノラマの白と青で構成された光景を楽しみます。
本当に素晴らしい景色で、頑張って登ってきた甲斐があるというもの!
そして、のちに二人がゴールし御殿山には総勢4名が揃いました。
今回の厳しい登山を振り返りながら達成感を共有し、楽しい会話の時間。
登山ってこういうのが良いですね!
そして記念に一枚撮ってもらいました📷
目の前に広がる圧倒的パノラマの白と青で構成された光景を楽しみます。
本当に素晴らしい景色で、頑張って登ってきた甲斐があるというもの!
そして、のちに二人がゴールし御殿山には総勢4名が揃いました。
今回の厳しい登山を振り返りながら達成感を共有し、楽しい会話の時間。
登山ってこういうのが良いですね!
そして記念に一枚撮ってもらいました📷
ご覧の通り、この深度すごいww
腰の高さまであります。
さて、この武奈ヶ岳登山から1年・・・
これまでにいろんな雪山に登ってきたけれど、必ずしも標高が高い山の方が積雪時に登りにくいとは限らないことが分かった!
低山であろうと、雪の量が半端なく多ければ厳しさは格段に増す。
良い経験になりました!
さて、この武奈ヶ岳登山から1年・・・
これまでにいろんな雪山に登ってきたけれど、必ずしも標高が高い山の方が積雪時に登りにくいとは限らないことが分かった!
低山であろうと、雪の量が半端なく多ければ厳しさは格段に増す。
良い経験になりました!
それでは、結構ゆっくりしたので下山開始!!
日没に間に合わないと困るからね!
日没に間に合わないと困るからね!
往路で我々が作ったルートをトーレスするだけだったので、登りより圧倒的に楽!
きつくないし、ふかふかの雪を踏んで下りていくのは楽しいです♪♪
きつくないし、ふかふかの雪を踏んで下りていくのは楽しいです♪♪
そして、下りのが景色を楽しむ余裕がある。
青空と雪のコンビネーションはやっぱり最高です。
さて、本当に下りはあっという間でした。
さて、本当に下りはあっという間でした。
しかし、ここで・・・あれ!?なんか妙に滑るぞ?と気づく!
どうやら片方アイゼンを落としたようだ。
まだ3回しか使ってないのに(泣)
前を進んでいた二人に合流し、最後におじいちゃんを待ちます。
ここで、4人全員揃うまで待つ!
私は、最後のおじいちゃんがアイゼン見つけてくれてたら・・・
なんて淡い期待を抱いてたのですが・・・。
これが見事的中!(笑)
アイゼンを持ってきてくれました!
ありがとうございます。
天気も抜群だし、アイゼン見つかるし、雪山を登るパーティーに恵まれるし、今日は自分の運の良さが炸裂します。(笑)
さあ、下りも終盤を迎える!!
角度が急なところは、すべり台みたいにして下る!!
自然のアスレチックを前に童心にかえります(笑)
これが半端なく面白いのです♪
これが半端なく面白いのです♪
そして、ようやく戻ってきた!往路で四苦八苦した急斜面。
ここは登山道開拓を開始した地点だ!
そして最後の急斜面を迎える。
まだまだ圧倒的な絶景が待っていてくれました。
いやぁ本当に最後まで雪山の世界を目に焼き付けます!
この辺りはトレースがしっかりしていますが、急斜面なので再び滑り台で下りていく。
いやぁ本当に最後まで雪山の世界を目に焼き付けます!
この辺りはトレースがしっかりしていますが、急斜面なので再び滑り台で下りていく。
そして、ようやくゴールへ戻ってきた。
お待たせ、ジョルノ君!!
ちなみに他の方には、原付でここまで来たことに引かれました(笑)
さて全員初対面だったが、雪山登山のために結成された簡易パーティー4人は全員無事に下山できました!!
皆さんありがとう。
ここでお別れです!
と、今までで一番過酷だったと言える雪山登山は無事に終了しました。
非常にきつかったけれど、だからこそそこでしか見られない雪山独自の世界をたっぷりと味わうことができた!
忘れられない思い出とともに、着実に次への段階に進むきっかけとなる1日だったと思う。
よりエキサイティングな山を求めて、私の雪山への登山は終わらない。
–完−
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