平成最後の雪山シーズンを振り返る!青空樹氷に癒され、ラッセルでこなした山行の連続
こんにちは、土庄です。
先日、今シーズン最後の雪山登山になった「能郷白山」の余韻に浸っているところ。
春になって本格的に自転車のシーズンインとなり嬉しくもあるが、あの白銀の山上世界が恋しくもなっています・・・。
真っ白に広がる雪原、凍てつく稜線、デンジャラスなトラバースや急登、そして青空樹氷等々。雪山には通常の時期には見られない唯一無二の景色や世界観がある。
今振り返れば、暖冬と言われた今シーズンだけど、天候に恵まれてかつてないほどに雪に心震わせて堪能することができた気がする。
そんな充実した今年の雪山登山を振り返っていこう!!
今シーズンの山行歴
1.大川入山【阿智セブンサミット】2.寧比曽岳【三河山地】
3.蔵王山【奥羽山脈】【百名山】
4.霊仙山【鈴鹿山脈】【花の百名山】
5.富士見台高原【阿智セブンサミット】
6.藤原岳【鈴鹿セブンサミット】【日本三百名山】【花の百名山】
7.御在所岳【鈴鹿セブンサミット】【新百名山】
8.稲村ヶ岳【大峰山系】
9.乗鞍岳平湯尾根【北アルプス】
10.南沢山~富士見台高原【阿智セブンサミット】
11.銀杏峯~部子山【越美山地】【バリエーション】
12.荒島岳【越美山地】【百名山】
13.能郷白山【越美山地】【二百名山】
大川入山【阿智セブンサミット】
感動指数 ★★★★距離体力 ★★★★
樹氷 なし
【レビュー】
年明け登山第一号ということで雪山を期待したが、雪が皆無でびっくり!半袖でピークに居られるほどのピーカンの天気でした。南アルプス・中央アルプスの雄大な景色が印象的。そして自分は、岩稜剥き出しの山より、森林限界スレスレがピークになる山が好きと実感。また「阿智セブンサミット」の存在について知るきっかけになった。
寧比曽岳【三河山地】
感動指数★★距離体力★
樹氷★
【レビュー】
前日の大川入山で見られなかった樹氷をどうしても見たくて強行で!天気が悪かったのでベストコンディションでなく青空樹氷は見られなかったものの、雪山の樹林帯の情緒を味わう。三河山地最高峰ながら地元の手軽な低山。
蔵王山【奥羽山脈】【百名山】
感動指数★★★距離体力★★★
樹氷★★
【レビュー】
東北に写真旅行へ行った際に、スノーシューをレンタルしてチャレンジ!慣れない豪雪と足捌きに少々苦戦。雪山初の彼女も頑張ってくれました。終始、ガスがこもって残念だったけれど、一瞬ガスが晴れ、樹氷が広がる雪原に心を奪われる。次回は晴れた中で樹氷を見てみたい!!下山後の蔵王温泉が最高だった。樹氷ライトアップも堪能!
霊仙山【鈴鹿山脈】【花の百名山】
感動指数★★★★★距離体力★★★★
樹氷★★★
【レビュー】
全国的にはあまり知られていないけれど、関西一の呼び声高い鈴鹿の霊仙山へ!山頂付近は予想以上のスケールの雪原が広がっていて感動!!また鈴鹿山系の他の山や養老山系を見渡す西尾根のコースは「これで標高1000mなのか!?」と低山とは思えない高度感とパノラマ!!変わりやすい天気だったけれど、そのおかげで刻々と変化する雪山の景色を大いに楽しめた。
実は知られざる穴場地帯、中央アルプスの最南端の恵那山系にある名山「富士見台高原」へ。前半は、美しいカラマツ樹氷の連続、中盤からは森林限界と樹氷、そして恵那山の風景など雪山でしか見られない最高の景色の連続!!後半は野趣あふれるトラバースルートを抜けてパノラマルートへ。霧が時折立ち込めたが、雪山らしい厳しい世界を演出してくれた。
藤原岳【鈴鹿セブンサミット】【日本三百名山】【花の百名山】
感動指数★★★★
距離体力★★★
樹氷★★
【レビュー】
降雪直後の登山だったため、前半の樹林帯も雪をかぶり、無雪期の登山道と全く様子が異なっていた。私が雪山登山を始めた時に邂逅した雪山の世界を思い出す。まるで京都の愛宕山のような・・・。そんな情緒あふれる山行。山頂付近の雪原は鈴鹿山系らしい景観。風が強く凍てつく稜線を登りきり、樹氷を見つけた時の感動はひとしおだった。
御在所岳【鈴鹿セブンサミット】【新百名山】
感動指数★★★★★★
距離体力★★★
樹氷★★★★★
【レビュー】
往路で使った「一ノ谷新道」は、予想以上の積雪で、危険箇所もあり、たまたま登っていた他の登山者と協力しながら登り切る!ここで出会った今井さんとは、今では雪山登山の相棒。天気が良くて心配していたものの、山頂には圧倒的な樹氷原が広がっていて歓喜!!青空とのコントラストが本当に美しかった。メジャーな観光の山であり面白いのか?と思っていたが、その偏見を覆す山行でした。
稲村ヶ岳【大峰山系】
感動指数★★
距離体力★★
アドベンチャー感★★★★★
樹氷 なし
【レビュー】
大峰山系の中で雪山として名高い「稲村ヶ岳」へ遠征登山。橋本で見つけた最高の宿を拠点に!今年が暖冬と言われる所以の時期で、雪はほぼなく既に残雪期の様相。樹氷はなくて残念だったが、代わりにアドベンチャーなトラバースの連続で、アイゼンワークを鍛えられた。山頂からの360度のパノラマも素晴らしかった!
乗鞍岳平湯尾根【北アルプス】
距離体力★★★★★★★
アドベンチャー感★★★★★★★
樹氷 ★★
【レビュー】
厳冬期に人が寄り付かない超級ルートにチャレンジ!深夜3時半に出発し、スキー場を抜けるまでは良いペースだったが、登山道は腰に迫るラッセルを強いられ、思うように進めず目標の金山岩にたどり着くことなく撤退・・・。しかしながら展望ポイントでは穂高や笠ヶ岳、焼岳などの北アルプスや白山を展望する素晴らしい眺めだった。また再挑戦したいルート!
南沢山〜富士見台高原【阿智セブンサミット】
距離体力★★★★★
アドベンチャー感★★★★
樹氷 ★★★★★
【レビュー】
阿智セブンサミットの2座を日帰りでピストン縦走!中央アルプス最南部の縦走路。雪量と穏やかな天候でなんとか完遂することができた!一挙に雪山から春山をつなぐような景観の変化が面白く、暖冬とはいえ、見事な樹氷に沢山出くわし、雪山の圧倒的な世界を堪能!!南沢山山頂付近の樹氷尾根、横川山付近のミニモンスター、そして富士見台山頂西側の樹氷原が印象的だった。
銀杏峯〜部子山【越美山地】【バリエーション】
距離体力★★★★★
アドベンチャー感★★★★
樹氷 ★★★★★★
【レビュー】
福井が誇る雪山バリエーションルートの王道ルートへ。あまり知られていないが、今までで間違いなく一番の雪山登山となった。特に素晴らしかったのは、銀杏峯までと、銀杏峯~部子山稜線の樹氷!!光の当たり具合や、シチュエーション、見る角度によって、実に様々にうつくしい姿を見せてくれました。まさに「樹氷の王国」に出会ったような感じ!
スケール感のある稜線コースも面白く、白山や荒島岳、能郷白山など周囲の山々の山容も見事で、どっぷりと雪山世界に酔いしれた。部子山ラストの急登がかなりデンジャラス!!
荒島岳【越美山地】【百名山】
感動指数★★★★★距離体力★★★★
樹氷 ★★★★★
【レビュー】
北陸の名峰「荒島岳」へ。3月下旬で雪が少ないと思っていたけど、早朝降った雪で一面白銀世界。特にシャクナゲ平~もちが壁までの樹氷が本当に見事でした。今年は青空樹氷に恵まれた年と実感。しかし急登が多いうえに、山頂はガスのなかで、美しくも厳しい雪山の世界を再確認!!
能郷白山【越美山地】【二百名山】
感動指数★★★★★★
距離体力★★★★★★
樹氷 ★★★
【レビュー】
まさかの4月降雪で、急遽予定した今シーズンラストの雪山は「能郷白山」!距離が長いうえに雪量が多いと撤退せざるを得ない山だが、好条件だったため登頂できた!山裾が広がる前半、白山が飛び込む中盤の尾根、伊吹山を彷彿とさせるラストの急登!!変化に富んでいてとても面白く、山頂では樹氷が最期の姿を懸命に咲かせていました。
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